「ホワイトセージは逆効果で幻覚や頭痛になる副作用があるって本当なのかな?ペットへの影響や効果、正しい使い方が気になる!」
エキゾチックな香りや浄化作用などが魅力的なホワイトセージですが、一部危険などの噂を聞いたことがある人もいるでしょう。
そのため、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
- ホワイトセージは逆効果で幻覚や頭痛になる副作用があるの?
- ホワイトセージのペットへの影響は?
- ホワイトセージの効果や使い方は?
そこで今回はホワイトセージの危険性について詳しくお伝えします。
また、ホワイトセージのペットへの影響や効果、正しい使い方、注意点などもご紹介するのでぜひチェックしてみてください。
ホワイトセージの危険性とは?逆効果で幻覚や頭痛になる副作用がある?
ネットでホワイトセージについて調べてみると、「逆効果」「幻覚」「霊を呼び込む」などあまり見たくないワードが出てくることがあります。
そんなワードを見ると、不安になってしまうのは当然でしょう。
多くの人はホワイトセージの浄化作用やスピリチュアルな効果を期待して使うのに、もし本当に逆効果ならかなりガッカリするはずです。
そこでまずは、ホワイトセージの危険性についてお伝えします。
幻覚や頭痛などよく言われている副作用についても詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- ホワイトセージに危険性はある?
- ホワイトセージは霊を呼ぶから逆効果?
- 幻覚を見たりトリップしたりする?
- 頭痛になったりする副作用がある?
- ホワイトセージには毒性がある?
- ホワイトセージは違法?
ホワイトセージに危険性はある?
結論から言うと、ホワイトセージには空間や人々の浄化作用が期待できる一方で、危険性や副作用もあると言われているのは事実です。
そう言われる理由は大きく2つあります。
- ツヨンという成分が発作を引き起こす可能性があるから
- 香りが嫌いな人にストレスを与える可能性があるから
ツヨンとは、コモンセージ(Salvia officinalis)などの一部の品種に含まれる成分です。
このコモンセージは、過去に行われた動物実験で発作を引き起こすことが判明しています。
つまり、人でも発作が起こる可能性があると言えるでしょう。
実際、ホワイトセージのエッセンシャルオイル(高濃度のツヨンを含む)の使用と発作に関連性があることを示唆する症例が報告されています。
そのため、発作の既往歴がある人や薬物を服用している人は、ホワイトセージを使用する際に十分な注意が必要だと言えるでしょう。
ちなみに、妊娠中・授乳中の女性も注意が必要です。
厚生労働省では、以下の通り記載しています。
「成分のツヨンが有害な作用をもたらす可能性があるため、妊娠中のセージの使用は安全ではないと考えられます。
授乳中のセージ摂取の安全性についてはほとんどわかっていません。」
引用:厚生労働省
妊娠中の女性はもちろんですが、できれば授乳中の女性も子どものことを第一に考え、ホワイトセージの使用を控えておくべきでしょう。
また、ホワイトセージには独特な香りがあります。
そのエキゾチックな香りは好き嫌いが分かれやすく、「良い香り」だと思う人もいれば、「嗅ぐだけでストレス」だと思う人もいるでしょう。
ホワイトセージの香りを嫌な香りだと感じる人にとっては、香り自体がストレスになり、運気を下げてしまう原因にもなってしまいます。
そもそも、好きな香りは人それぞれです。
どれだけ良い香りでも世界中の誰もが良い香りだと思うことはなく、「甘すぎる」「個性的すぎる」など香りへの感覚はみんな違って当然です。
したがって、ホワイトセージを使用する場合は、「ホワイトセージの香りが好きであること」を前提に使用することが大切なポイントでしょう。
ホワイトセージは霊を呼び込むから逆効果?
ホワイトセージを使って浄化する時は、乾燥させたホワイトセージに火をつけて煙を出し、その煙で空間や人々の浄化を行います。
この方法は、ネイティブアメリカンの儀式から用いられてきました。
そのため、「ホワイトセージは霊を呼び込む」なんていうとても怖い噂を聞いたことがある人もいるでしょう。
では、なぜこんな噂が出回っているのでしょうか。
その理由は、ホワイトセージを使用する心理状態や意図によっては低級な霊や悪霊などを引き寄せてしまうこともあるからです。
そもそも、ホワイトセージの煙には目に見えない存在との交信を促す効果があり、良い霊や精霊に願いを伝える場合に有効だと言われています。
時には、導きや助けを得たりできることもあるでしょう。
でも、もし使用する本人が何の努力もせず、悪意や恨みや妬みなどの感情を持ったまま使ったりすると悪霊を引き寄せてしまうこともあります。
つまり、使う本人次第で呼び出す霊が変わるということです。
本来のホワイトセージの効果をしっかりと得たいなら、ポジティブな気持ちや向上心を持って浄化を行うことが大切でしょう。
ホワイトセージで幻覚を見たりトリップしたりする?
ホワイトセージで幻覚を見たり、トリップしたりすると言われる理由は2つです。
- ホワイトセージに含まれる成分による作用
- ホワイトセージの香りや煙による刺激
ホワイトセージには、チジオンという成分が含まれており、この成分が幻覚やトリップを引き起こす原因になることがあります。
幻覚やトリップを引き起こすきっかけは、チジオンが神経伝達物質の一種であるセロトニンの受容体に結合することです。
聞いたことのない成分ばかりで難しいかもしれません。
セロトニンは気分や感情をコントロールする物質ですが、その受容体が刺激されすぎると現実感の喪失や錯覚などを起こす可能性があります。
また、ホワイトセージの独特な香りや煙に脳が反応した際にも、幻覚やトリップを引き起こす可能性があると言われているのです。
ただ香りの感じ方は人それぞれなので、その影響には個人差があるでしょう。
そのため、ホワイトセージを使用する場合は、成分や香りによって幻覚を見たりトリップしたりする可能性があることを覚えておいてください。
ホワイトセージには頭痛になったりする副作用がある?
浄化や癒しの効果があるとされているホワイトセージですが、その一方で頭痛などの副作用を引き起こす可能性があると言われています。
ホワイトセージが頭痛を引き起こす理由は2つです。
- 浄化による好転反応
- 独特な香りや煙による刺激
なぜ世界中でホワイトセージが使用されているのかというと、ホワイトセージには人間の体から悪いものを浄化する効果があるからです。
だからこそ、その過程で体に変化が起こることがあります。
体に溜まった悪いものをきちんと浄化するために、頭痛や下痢などの症状が現れることが多く、すべて出してしまえばスッキリするでしょう。
また、ホワイトセージの独特な香りや煙による刺激によって、頭痛や不快感などの症状が出てしまう人も珍しくありません。
中には、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどアレルギー反応を示す人もいます。
そのため、ホワイトセージを使用する場合は、自分の体質や好みに合わせて使う量や時間をしっかりと調整することが大切です。
ホワイトセージには毒性がある?
ホワイトセージは、自然界で生まれた純粋な植物なので毒性はありません。
食用にもなるハーブであり、ホワイトセージに含まれる成分は、抗酸化作用や殺菌作用などの健康効果があるとも言われています。
ただ、先ほどもお話した通り「ツヨン」という成分によって発作を引き起こす可能性があるため、毒性があると考える人もいるのでしょう。
ホワイトセージは違法?
結論から言うと、ホワイトセージは違法ではありません。
ただ、ホワイトセージの健康への影響については研究データ自体がとても少なく、厚生労働省からは以下の通り発表されています。
「ほとんど研究がおこなわれていないため、健康に対するセージの効果についてはあまりわかっていません。成分のツヨンが有害な作用をもたらす可能性があるため、妊娠中のセージの使用は安全ではないと考えられます。授乳中のセージ摂取の安全性についてはほとんどわかっていません。」
引用:厚生労働省
違法じゃないからこそ普通に販売されていますが、含まれている成分や香り、煙などによって相性が合わない人がいるのは紛れもない事実です。
ホワイトセージを使用する場合は、少量から使い始めてみてください。
猫への影響は大丈夫?ホワイトセージのペットへの影響は?
ホワイトセージのペットへの影響についてもよく語られますが、これは「猫はお香やアロマに弱い」という事実に基づいているものです。
猫にお香やアロマが良くないと言われる理由は、精油などの香りを構成する成分が猫にとって毒性があったり、猫の体で分解できないからです。
それに猫や犬の嗅覚は、人間の何倍もあるとされています。
もちろん個体差もあり明確ではない上に、ホワイトセージを焚いた場合の影響が明確にメーカーなどから公表されているわけではありません。
でも、猫や犬を飼っている家庭では「念のため自宅でアロマやお香を焚かない」と考える方が圧倒的に多いでしょう。
ペットのためを考えると、使用しない方が良さそうです。
ホワイトセージは置くだけで効果があるって本当?
乾燥したホワイトセージに火をつけて燻す「スマッジング」という使い方が一般的ですが、実は以下の場合に限り置くだけでも効果があります。
- 玄関や窓辺など気の出入りが多い場所に置く
- 部屋のインテリアとして置く
- 天然石やアクセサリーなどの浄化用に置く
上記3つの場合は、火をつけて燻さなくてもホワイトセージ自体が持つ強力な浄化作用によって、周囲の気を清めることができます。
ホワイトセージの効果や使い方は?浄化頻度や注意点も解説
最近はお店やネットなどで気軽に購入できるようになったホワイトセージですが、効果や使い方など意外とあまり知らないことも多いでしょう。
そのため、ここからはホワイトセージの効果や使い方についてご紹介していきます。
浄化頻度や注意点などもお伝えするので、「ホワイトセージの効果をしっかり感じたい!」という方はぜひ参考にしてみてください。
- ホワイトセージとは
- ホワイトセージとスピリチュアルの歴史
- ホワイトセージの効果
- ホワイトセージの浄化作用
- ホワイトセージの活用方法
- ホワイトセージで浄化を行う適切な頻度
- ホワイトセージを使う際の注意点
ホワイトセージとは
ホワイトセージはサルビア科の植物の一種であり、原産国はアメリカのカリフォルニア州南部で、浄化アイテムとして知られています。
大きな特徴は、植物としては珍しく葉が白っぽいことでしょう。
一般的には乾燥させてお香などに使用され、「浄化にすごい効果がある」「スピリチュアルな効果がすごい」と人気を集めています。
ホワイトセージとスピリチュアルの歴史
ホワイトセージの歴史はとても古く、今から1000年ほど前からネイティブアメリカンの神聖な儀式に使用されていたと言われています。
また、当時は薬としても用いられていました。
昔は今とは違い、自然への祈りこそが自分たちの生命を繋ぐものだと考えられ、自然災害などが起こらないために祈りを大切にしていました。
今の日本にはほとんど存在しない文化かもしれません。
ですが、祈りから得られるパワーの大きさを知ることが、これからの時代にも大切と言えるでしょう。
ホワイトセージの効果
ホワイトセージの主な効果は以下の3つです。
- 人や空間、パワーストーンなどの浄化
- 魔除け
- 殺菌や消毒
一般的には、ホワイトセージの浄化作用を求めて使用している方が多いかと思いますが、実は魔除けや殺菌、消毒の効果も期待できます。
何だか体の調子が優れない時や部屋の空気が重く感じる時など、そんな時こそホワイトセージが状況を変えてくれるでしょう。
ちなみに普段から敏感な人は、ホワイトセージを持ち歩くのがおすすめです。
敏感な人ほど空気の悪い場所やエネルギーが低い空間に行くだけで気が落ちてしまいやすいですが、ホワイトセージがあなたを守ってくれます。
必要のないネガティブな影響を受けないために、ぜひ「お守り」のような感覚で気軽にホワイトセージを持ち歩いてみてください。
ホワイトセージの浄化作用
ホワイトセージの浄化作用は、ネイティブアメリカンの宗教儀式で用いられ、「神聖な植物」として多くの人から崇拝されていたほど高いです。
彼らは、自然界の四大元素「水・地・火・風」を敬い、自然と共存していました。
その中でホワイトセージは「地」の元素を表し、火をつけることで「火」と「風」も加わり、神聖な空間を作り出すと信じられていたのです。
1000年以上の時を越え、今も人気を集めているのはすごいことでしょう。
自分自身のための浄化をはじめ、部屋や空気、パワーストーンなどの浄化にも効果が期待できるのも嬉しいポイントです。
また、浄化して邪気を払う効果はもちろんのこと、エキゾチックな香りでスッキリした気持ちにさせてくれるアロマ効果も期待できるでしょう。
人は想像以上に香りに癒されるものです。
焚きすぎると強い香りによって体調が悪くなってしまうこともあるため、少量ずつ火を付けて自分に合う量を調整してみてください。
ホワイトセージの活用方法
ホワイトセージの活用方法は以下の通りです。
- ホワイトセージ専用の浄化皿を用意する
- ホワイトセージの葉に火を付ける
- ホワイトセージの葉先の火を消す
- ホワイトセージを浄化皿に置く
たったの4ステップで自分自身や空間の浄化を行うことができます。
また、パワーストーンなどのアクセサリーや財布を浄化する場合は、浄化したいものがホワイトセージの煙に包まれるようにかざせばOKです。
時間的には20秒くらいを目安にしましょう。
ちなみに浄化効果を得られた場合、頭痛や下痢などの症状が現れる場合がありますが、それは体から毒素を出すために必要な過程です。
つまり、好転反応ということです。
すべてを出し切ってしまえばとてもスッキリするので、慌てずに何もかもを受け入れるような気持ちで浄化してみてください。
ホワイトセージで浄化を行う適切な頻度
ホワイトセージで浄化を行う頻度は特に決まっていないため、気分を変えたい時やスッキリしたい時に使用するのがおすすめです。
もちろん、「毎日しないと効果がない」もしくは「毎日していると効果が感じられなくなる」というルールなども一切ありません。
ただ「浄化日」についてはある程度、理解しておくと良いでしょう。
浄化日とは、新月や満月の日に自分自身や空間を浄化することを意味し、月の光を利用する月光浴が手軽で効果的だと定評があります。
満月の日はエネルギーが最も強く不要なものを手放しやすくなり、新月の日はエネルギーが最も弱く新しいことに挑戦しやすくなります。
こう考えると、ホワイトセージを使った浄化についても、必ずしも毎日行う必要がないことが分かるでしょう。
もちろん、中には毎日浄化を行う人もいます。
でも、基本的にはふと思いついた時や心身が疲れ気味だと感じた時など、自分のペースでストレスなく行っていくのがベストでしょう。
自分のタイミングを見極めて、使用用途を守り使ってみてください。
ホワイトセージを使う際の注意点
ホワイトセージを使う際の注意点は以下の通りです。
- 換気をする
- ネガティブな思考で焚かない
- 火の扱いに注意する
ホワイトセージの煙は、目に見えない存在との交信を促す効果があります。
そのため、良い霊や精霊だけではなく悪霊を呼び寄せてしまう可能性もあるでしょう。
悪霊を呼び寄せないためには、前向きな気持ちで浄化を行うことが大切です。
「どうせ自分なんて…」というネガティブな気持ちを捨て、心機一転して新しい自分を迎えるような気持ちで浄化をしてみてください。
まとめ
ここまで、ホワイトセージの危険性について詳しくお伝えしてきました。
- ホワイトセージで発作を引き起こす可能性もある
- 香りが強いことも1つ
- 妊娠中はやめておくことも検討
- 毒性はなく違法でもない
- 使用用途を守って使おう
ホワイトセージには、「霊を呼び込むから逆効果」「幻覚を見たりトリップしたりする」などあまり信じたくない噂が存在しています。
中には「毒性がある」「違法」なんていう声もあるので、ホワイトセージについて調べれば調べるほど心配になってしまうでしょう。
でも、残念ながらどれも100%嘘ではありません。
ホワイトセージには、ツヨンやチオジンなどの成分が含まれているため、人によっては幻覚を見たりトリップしたりする可能性があるからです。
また、独特な香りや煙による刺激で体調が悪くなることもあります。
ただ、ホワイトセージには毒性があるわけでも違法なわけでもないので、自分に合わせて量を調整しながら使っていくことが大切でしょう。
最初は少量から始め、香りや煙を心地よく感じられる量を探してみてください。