「ソシオパスは顔つきや目つきからわかるって本当なのかな?ソシオパスの特徴や恋愛傾向、出会った時の正しい対処法が気になる!」
「社会病質者」と訳されるソシオパスですが、ソシオパスっぽい要素がある人と出会った人もいるでしょう。
その場合は、このような疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
- ソシオパスの顔つきで女性・男性の特徴とは?
- ソシオパスの恋愛傾向や末路は?
- ソシオパスと出会ったらどうすればいいの?
そこで今回は、ソシオパスの男女それぞれの顔つきの特徴を詳しくお伝えします。
また、ソシオパスの恋愛傾向や末路、出会った時の対処法などもご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
ソシオパスの顔つきで女性・男性の特徴とは?表情のポイント
「もしかしたら、この人ソシオパスかも…」という人に出会うことがありますが、ソシオパスについて知らなければ見極めることができません。
見極め方は意外と簡単で、表情を見ればわかることが多いのです。
そこでまずはソシオパスの特徴について、よくある表情のポイントを踏まえながらご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 無表情で気持ちがわかりにくい
- 笑顔が多いが不自然で誠実さがない
- ずるさがにじみ出ている
- 冷たく残忍な印象を受ける
無表情で気持ちがわかりにくい
ソシオパスの表情のポイントとして代表的なのは、「無表情」であることです。
基本的にどんな時でも表情を変えないため、周囲からは「何を考えているのかわからなくて怖い」なんて思われてしまうこともあります。
多くの人は誰かと話している時、その話題に合わせて笑ったり険しい顔をしたり困ったような表情をしたりするものでしょう。
でも、ソシオパスは無表情なのです。
表情を変えない理由として考えられるものは大きく2つです。
- 他人の感情に対する共感力が乏しいから
- 感情の起伏が少ないから
たとえば、昨日のサッカーの試合の話で同僚たちが盛り上がっていたとしても、ソシオパスは冷淡な感じで笑顔を見せることはありません。
それは他人の喜怒哀楽に興味がない証拠です。
普通なら気を遣って相手に合わせる場面でも、ソシオパスは全く話に乗ろうとしません。
その結果、相手に対して不快感や不信感を与えてしまうこともあるでしょう。
ただ、一度のエピソードだけではソシオパスだと断定することはできないので、他の特徴にも当てはまるかどうか観察することが大切です。
笑顔が多いが不自然で誠実さがない
ソシオパスの中には笑顔が多いソシオパスも存在します。
でも、その笑顔はどこか不自然で心の底から笑っているように感じられず、時には誠実さがないように思えてしまうこともあるでしょう。
たとえば、誰かが仕事でミスをした時などです。
普通なら「何か手伝うよ」と声を掛けたりするところですが、ソシオパスはその人をバカにするようにニヤニヤと笑っていることがあります。
周りから見るとおかしな行動だと思うでしょう。
もちろん、その行動だけでソシオパスだと断定することはできないものの、変なタイミングで笑ってしまうのは違和感を抱きます。
そもそも、人の顔つきや何気ない表情は、普段は表に出していないその人の本当の内面を映し出すことがあります。
そのため、違和感を抱く相手がいるなら要注意でしょう。
一見魅力的に見える人でも、笑顔が不自然だったり誠実さが感じられないなら、ソシオパスである可能性を疑うべきかもしれません。
ずるさがにじみ出ている
ずるさがにじみ出ているのも、ソシオパスの特徴の1つです。
特に会話をしたり深く関わってみなくても、顔を見ただけで「何となくあの人ずるそう」と思わってしまうほどのずるさがにじみ出ています。
わかりやすく言うと、ルールを守らなさそうな雰囲気と言えるでしょう。
そして、ずるい表情のソシオパスの行動は実際にずるいことが多く、みんながルールを守っている中でも平気で自己中心的な行動をします。
たとえば、社員食堂で並んでいる時などです。
普通は来た順番に最後尾に並んで自分の番が来るまで待ちますが、ソシオパスは何もかも無視して平然と割り込んでくることがあるでしょう。
これはまさにソシオパスならではの行動パターンであり、自分の欲望や興味を追求するためなら他人の感情やルールを無視するからです。
信じられないというか、もはや怖いと思うかもしれません。
ソシオパスがこのようなずるいことをする理由は、心理学的な要因や過去の経験などさまざまな要素が影響していると考えられています。
冷たく残忍な印象を受ける
ソシオパスには、冷たく残忍な印象を受けることが多いです。
「残念(ざんにん)」とはあまり聞きなれない言葉ですが、無慈悲なことを平気ですることを意味しており、残酷や残虐と似た言葉です。
ソシオパスは罪悪感や後悔を感じることがなく、たとえ悲しい殺人事件の報道を見ても、他人の苦しみや感情に共感するはありません。
出会ったばかりの頃は相手のことを深く知らないため、「ただ単純にシャイなのかな?」と思うこともあるでしょう。
でも、冷たく残忍な印象がリセットされることはありません。
結局、こちらも同じ人間として他人の痛みを全く感じられない人のことを理解することはできず、恐ろしいとさえ思ってしまうでしょう。
中には社交的なソシオパスもいるので、少しだけ歩み寄れたような感覚になることはあっても、心の底から理解し合うことは難しいです。
そのため、ソシオパスとは距離感を保つことを意識しましょう。
目つきでわかる?ソシオパスは視線が鋭い?
ソシオパスにはソシオパスならではの目つきがあります。
その目つきはとても鋭く、一見社交的で親切な振る舞いをしていても、「何かこの人怖いかも」と違和感を抱くことが多いでしょう。
また、相手の気持ちがわからないことがほとんどです。
目つきの話をする時、「目の奥が笑っていない」という表現をすることがありますが、まさにそのような感じの目つきです。
笑顔を見せるソシオパスは周囲に反応を合わせることもあるでしょう。
ですが、どの言葉にも心がこもっておらず、表情に冷たさがあるのが特徴です。
恋愛傾向の特徴は?ソシオパスの恋人はDVやモラハラに注意!
ここからは、ソシオパスの恋愛傾向の特徴をご紹介していきます。
「他人に共感できないソシオパスが恋愛なんてできるの?」「恋人を傷つけてしまうんじゃない?」というのが正直な気持ちでしょう。
実際のところ、幸せな恋愛をできるのか疑問に思う方もいるかもしれません。
ここからはソシオパスの恋愛傾向をはじめ、束縛やDV、モラハラの危険性についてもお話していきますので参考にしてみてください。
- 相手よりも自分が大切
- 相手を支配したがる
- 束縛が激しい
- DVやモラハラに発展することが多い
- 恋愛にスリルをもとめる
- 相手を自分の引き立て役にする
相手よりも自分が大切
相手よりも自分が大切なのが、ソシオパスの基本的な恋愛スタンスです。
ソシオパスと付き合うと、「人としてどうなの?」と思う行動を取ることが多く、付き合ったことを深く後悔する人も珍しくありません。
赤の他人にならまだしも、恋人にも思いやりがないなんて最低です。
なぜソシオパスが誰よりも自分を大切にするのかと言うと、どうやって優しさや思いやりを表現したらいいか分からないからです。
根本的な原因としては、人としての育成期間中(幼少期)に大人たちからの愛情をしっかり受けてこなかったことが考えられるでしょう。
とは言っても、何でも許されるわけではありません。
ただ、ソシオパス自身は普通だと思って生活しているため、内面的な部分について詰め寄られても「何のこと?」という感じになるだけです。
自分のことのように思い合って寄り添い合うことが恋愛の醍醐味です。
ですが、それができないソシオパスには同情さえしてしまうこともあるでしょう。
相手を支配したがる
相手を支配したがるのも、ソシオパスの恋愛傾向の1つです。
怖い言い方になりますが、ソシオパスは相手をコントロールしたり支配することにエネルギーを注いでいると言っても過言ではありません。
そして、その手口も恐ろしいものです。
出会ったばかりの頃にはまず、助けてあげたくなるような印象を相手に抱かせるために、自分が可哀想な人であることをアピールします。
付き合い始めては、言うことを聞いてくれたり褒めてくれると機嫌が良くなりますが、思い通りにいかないとソシオパス感を発揮するでしょう。
人が変わったように相手を支配しようとし始めるのです。
誰かを支配することやコントロールすることには莫大なエネルギーが必要なものの、ソシオパスは何とも感じず支配し続けようとします。
ここにソシオパスの感情の欠如が現れていると言えるでしょう。
ストレス耐性に関してはキレたり怒ったりと弱いのに、人をコントロールしようとすることについては感情のブレがありません。
束縛が激しい
ソシオパスは自分の気が済むまで恋人を束縛します。
付き合い始めた頃はラブラブ感が何よりも強いため、軽い束縛なら「愛されている証拠」とポジティブに捉えることができるでしょう。
でも、そのうち違和感を抱き始めます。
ソシオパスの恋人から「他の異性と関わらないで」「自分以外と仲良くする必要なんてない」と激しい束縛をしてくるようになるのです。
冷静に考えると本当におかしな発言でしょう。
ですが、相手を好きであればあるほど「こんなに愛されてるなら仕方がない」と受け止めてしまうかもしれません。
その結果、周囲の人たちから孤立してしまうこともあります。
そもそもソシオパスが恋人を激しく束縛するのは心の底から愛しているからではなく、周囲の人たちから孤立させるためだからです。
孤立させることで、自分の元に置いておきたいだけなのでしょう。
DVやモラハラに発展することが多い
束縛が激しいソシオパスですが、最悪の場合はDVやモラハラに発展することもあります。
実際にソシオパスの恋人からのDVやモラハラに悩んでいる人はとても多く、残念ながらそれらは自然に止むことはありません。
なぜなら、ソシオパスの特徴でもある自己中心的な性格は、幼少期からこれまでの間にすっかり根付いてしまったものだからです。
人はそう簡単には変われません。
ソシオパスも同様で自分の思い通りならないことは全部許せないため、DVやモラハラのような行動でマイナスな感情を発散させようとします。
また、ソシオパスと一般的なDVとの違いは、暴力を振るった後に急に人が変わったように優しくなるかどうかです。
ソシオパスは急に優しくなることはありません。
ただ、恋人以外の人には異常に良い顔をできる一面を兼ね備えているので、周囲からは「素敵な恋人だね」と言われることも多いでしょう。
恋愛にスリルをもとめる
ソシオパスは恋愛にスリルを求めているため、単純な刺激欲しさから、悪いことと知りながら犯罪に手を染めてしまうことがあります。
スリルのためなら、良し悪しのボーダーラインを簡単に越えてしまうのです。
また、恋人に対しても自分に共感するように仕向けるので「何も怖いものなんてない」という意識を植え付けられてしまうこともあるでしょう。
いわゆる洗脳のようなことです。
ソシオパスに同調してばかりいると、良いこと悪いことの判断基準が曖昧になり、2人で犯罪の一歩手前まで進んでしまう危険性もあります。
近しい人を洗脳するパワーを持っているのがソシオパスと言えるでしょう。
2人には2人の事情があると思うので、ソシオパスの恋人と別れるべきと断言することはできません。
ですが、自分の気持ちを大切にしましょう。
相手を自分の引き立て役にする
相手を自分の引き立て役にしようとするソシオパスもいます。
基本的にソシオパスはいつどんな時でもナルシストな姿勢を崩さず、たとえ彼女がいてもいなくてもそのスタイルは変わりません。
1番の関心ごとはいつだって自分だからです。
さらに「俺って本当に最高」と自分に酔っているだけではなく、どれだけカッコよくいられるかを真剣に考えているのもソシオパスの特徴です。
自分がカッコよくいるためなら、恋人を引き立てにだってできるでしょう。
ひどい場合だと、人から評価されるためにたくさんの嘘を重ねることもありますが、ソシオパスは自分の行動に罪悪感を抱くことはありません。
むしろ、どんどん大きな嘘をつくようになるものです。
本来であれば誰よりも大切に扱うべき恋人を、自分の承認欲求を満たすために引き立て役に使うなんて、人として信じがたい行動でしょう。
末路は?ソシオパスは孤立した老後を送りやすい
冷たく残忍な印象を受け、多くの人から距離を置かれやすいソシオパスですが、ソシオパスはどのような末路を迎えることになるのでしょうか。
続いては、ソシオパスの末路について以下の通り詳しくお伝えします。
- 社会的に孤立しやすい
- 不正や犯罪に関わりやすい
- 家庭が崩壊しやすい
- 心理的な問題を抱えやすい
社会的に孤立しやすい
ソシオパスの代表的な末路は、社会的に孤立することです。
あるTV番組でソシオパスのドキュメンタリーが放送されていましたが、その中でも孤立することが取り上げられていました。
なぜ、社会的に孤立してしまうのでしょうか。
その理由は、先ほどもお話したソシオパスの特徴の1つである、他人への共感・感情が薄く、人間関係が続かないことが多いからです。
たとえば、ソシオパスのある女性は最初は魅力的で人気者だったものの、少しずつソシオパスっぽさが出て最後は孤立してしまいました。
誰だっておかしな行動ばかりする人とは仲良くできないでしょう。
でも、当の本人は自分が正しいと思っていたことを押し通す一方で、結局彼女は友だちも家族も失ってしまうことになってしまったようです。
誰かと一緒に過ごしたいと思うなら、自分のダメなところを認めてしっかりと向き合い、改善していく必要があるでしょう。
不正や犯罪に関わりやすい
ソシオパスには、不正や犯罪に関わりやすいという末路もあります。
過去にあった出来事では、ある女性は感情に欠け、他人の利益を無視して自分の欲望を追及するソシオパスならではの傾向がありました。
彼女は仕事上で同僚と協力するどころか、自分だけが昇進するような状況を作るために裏で計略を巡らせていたのです。
その結果、周囲との信頼関係が崩れ彼女は孤立することになりました。
さらに同僚とのトラブルがエスカレートし、最終的には内部調査が行われて不正が発覚してしまい、それが原因で解雇されることになりました。
他にも恋人とのトラブルで警察に通報され法的な手続きが取られるなど、不正や犯罪に関わってしまうソシオパスは珍しくありません。
家庭が崩壊しやすい
家庭が崩壊しやすいというのも、ソシオパスの末路の1つです。
出会ったばかりの頃や結婚前には優しくて思いやりがある人だったはずなのに、時間が経つと別人のように変わってしまうことがあります。
人の意見を聞かなくなったり、怒りっぽくなったりがあるでしょう。
残念ながら、ソシオパスの内面的な部分を変えるのは簡単なことではないため、専門家の助けを借りながら乗り越えていくしかありません。
心理的な問題を抱えやすい
ソシオパスは心理的な問題を抱えやすい傾向があります。
他人の感情を理解できない・理解しようとしないというのがソシオパスの特徴ですが、それは彼ら自身にも影響を及ぼすこともあるでしょう。
他人への共感が苦手なソシオパスだからこそ、孤独を感じることも増え自分の感情すら上手く整理できずにストレスが溜まってしまうのです。
なんだか切ない話かもしれません。
「ソシオパス=ヤバい人」というイメージがありますが、中には自分がソシオパスであることをコンプレックスに感じている人もいます。
自分のダメな部分に気づけたソシオパスは、特性を認識してコントロールすることで、ポジティブな方向に変化していくこともあります。
ソシオパスと出会ったら?相手を刺激しない対応方法
ソシオパスと出会った時は、相手を刺激しないことが大切です。
たとえ相手の見た目の印象が良くても表面上で判断するのは危険なので、「好印象な人ほど裏がある」と思うくらいがちょうど良いでしょう。
もし少しでも違和感があったら、近づかないのがベストです。
また、ソシオパスは優しい人や素直な人のエネルギーを吸い取りながら生きているため、常に一歩引いて付き合っていくのが無難です。
ソシオパスの前で優しさを見せると仇となることもあるでしょう。
結局のところ、ソシオパスから自分の身を守るために自分軸をしっかり持たなければ、支配されてしまいます。
もし一人で苦しいなら、第三者の助けを求めることも忘れずに覚えておきましょう。
まとめ
ここまで、ソシオパスの男女それぞれの顔つきの特徴を詳しくお伝えしてきました。
- ソシオパスは無表情が多い
- 気持ちが分かりにくい
- 不自然な笑顔になることも
- 付き合う際には気をつけること
- 違和感があれば近づかないのがベスト
「社会病質者」とされるソシオパスには、表情や目つきに特徴があり、気持ちがわかりづらく、冷たく残忍な印象を受けることが多いです。
ただ、中には外面の良いソシオパスもいるので要注意です。
初対面で良い印象を受けても付き合ってみると別人のように人が変わり、最悪の場合はDVやモラハラに発展してしまうこともあるでしょう。
大切なのは、自分自身を第一に考えて守ることです。
ソシオパスの言う通りにしていると洗脳されてしまう危険性もあるので、どんな時でも自分軸を持つことを心がけていきましょう。
どうしようもない時は、第三者に助けを求めることも大切です。
無理に仲良くしようとする必要も理解し合おうとする必要もなく、程よい距離感を保ちながら最低限に関わっていくのがベストです。