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劇団820製作所
洞口加奈さん(俳優賞)|調布市 せんがわ劇場

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劇団820製作所
洞口加奈さん(俳優賞)

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―俳優賞おめでとうございます。まず、洞口さんが俳優を志したきっかけからお伺いできますか?

 

洞口 実家は岩手で、高校の頃に半年間演劇部にいたこともありましたが、本格的に演劇を始めたのは玉川大学芸学部のパフォーミング・アーツ学科からです。私は2期生でした。芸術学部ができて間もない時期だったので、いろいろと自由にやらせてもらえました。演技の他に裏方や制作のことも勉強できましたし、見るものすべてが新鮮でした。入学するまでは演劇について何も知らなかったんです。

 

―やはり俳優を目指して上京されたんですか?

 

洞口 実は私、元々は声優になりかったんです。小学生のときから憧れの声優さんがいて、どちらかというと声優になるために上京したって感じですね。大学卒業と同時に俳協の養成所に入り、声優レッスンを半年間受けて、その後試験があって、上級クラスにどんどん上がっていくんですけど、最終の「事務所預り試験」みたいな試験には落ちてしまいました。そのときにもう一度舞台に戻りたいと思ったんです。今から6年くらい前ですね。ちょうどその頃に大学の同期と飲む機会があって、女優を一人探してるんだけど出ない?と誘われました。その劇団が820製作所なんです。

 

―様々な体験を経て女優になったんですね。コンクールで演じられた女子高生役は、苛立ちというか憤りが激しい役でしたが、あれはご自身の体験が反映されていたんでしょうか?

 

洞口 いいえ、青春時代は平和でしたよ。言いたいことは友達や先生に言えてましたし、「わかってくれない!」って憤ることもありませんでしたし…なので、今回の役では自分のなかに無い感情を作りました。演出の波田野から映画や漫画を紹介してもらって、青春の苦悩を勉強したりとか。

 

―コンクール自体はいかがでしたか?

 

洞口 上演順が最後でよかったと思います。ギリギリまで稽古が出来ましたし、ゲネの後も調整が出来ましたし。他の劇団の作品を観られなかったのは残念でしたけど。とにかく気持ちに余裕がなくてテンションを保つのが精いっぱいでした。

 

―当日はどんなことをしてテンションを保っていたんですか?

 

洞口 その作品によってアプローチが違ってくるんですけど、今回は体を動かしていました。3団体合同の控室(ふれあいの家)がキレイに滑る床だったので、小さい子が遊ぶような、ダーっと走ってツルーっと滑って止まる、みたいなことをずっと部屋の中でやっていました。他の作品では一人で「話かけないで!」みたいなオーラを出してじっとしているときもありますし、作品や居場所によって違うみたいですね。コンクールは控室も楽屋も居心地がよかったです。

 

―他の劇団の方とは交流が出来ましたか?

 

洞口 私は人見知りなので、ドキドキして自分からは話しかけられなくて…。でも今回、共演していた真宮さんの知り合いの方がイマカラメガネさんにいらっしゃって、盛り上がっている人たちのなかにはいました。

 

―仙川の街の印象はいかがでしたか?

 

洞口 明るいなあって思いました。ここに住みたい人の気持ちはわかります。息が出来るっていうのかな。商店街にも人がいっぱいいるし、きれいなお店がたくさんありますし。3月にまた来られるのが楽しみです。

 

―ありがとうございます。最後に、今後どんな活動をしていきたいか、展望などを伺えますか?

 

洞口 そうですね…はっきりとはぜんぜん見えないのですけど、自分の知らないところにポンと飛び込んでみたいなとは思いますね。年齢も節目なのかな。25歳の頃にも同じようなことを考えてました。プロダクションに所属してみようとか、ワークショップに行ってみようとか、またそれがやってきた感じですかね。考える時期なのかなって思いますね。実は今回のコンクールの稽古で何回も役者を辞めようと思ったんです。どうやったらいいのか分からなくなってしまって。でも結果的に賞をいただけたので、これでよかったんだな、間違ってなかったんだな、じゃあ続けていこうって思えました。それは良かったです。

 

―本日はありがとうございました。


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