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いよいよ10月8日に開幕が迫った、第9回アンサンブル公演『オンディーヌ』。

演出のペーター・ゲスナー、人形操演指導&キャストの黒谷 都さん、キャストの真那胡敬二さん、そして演出助手の笠原真志さんに、せんがわ劇場版『オンディーヌ』について、熱く楽しく語っていただきました!

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――せんがわ劇場で、人間と人形が共演!?

ゲスナー せんがわ劇場は東京でも数少ない、人形演劇にぴったりの劇場です。2011年3月には第2回人形演劇祭が開催されます。それにつなげるためにも、わたしが演出するアンサンブル公演の舞台で、ぜひ人形をつかってみたかったんですね。命のない「モノ」に命を吹きこむ「マジック」に、演出家として大きなあこがれを抱いていましたし。

黒谷 わたしは人形演劇の人間であり、人形にべったりな人間。だから小道具の延長線上として人形がつかわれることには納得できないし、すごくつらい。演出家のなかには、人形に興味はもったけれど、いざつかってみて、思ったほど自由がきかないとか、思ったほど効果的じゃない、と捨ててしまう人もいます。でもゲスナーさんは、自然という大きな懐のなかの人間の小さな存在を人形で表現したい、という逆転の発想で人形をつかいたいとおっしゃったんです。その発想を通すと、進行上、複雑になるシーンもあるけど、筋を通さないとね、と。見た目のおもしろさで特殊技能者を欲しているのではない、と信じられたので、今回ご一緒させていただくことにしたんです。

真那胡 『オンディーヌ』の第1幕では、オーギュストとユージェニーが人形になることで、人間の存在の小ささと、それを取り巻く世界の大きさの対比がよく表れていますね。

笠原 水の精が高いところから出てくることで、その大きさが強調されます。

真那胡 そう、視覚的にわかりやすい。

ゲスナー 子どものとき外を歩いていて、ふと、「空からだれかに見られてる!」と思うことがあったんです。今回の芝居には、そのときのイメージが反映されています。

黒谷 今回のお芝居では、クラシックな人形繰演が行われます。それはふだんのわたしのスタイルとはちがうので、ちょっとつらいところもありました(笑)。

ゲスナー そうかもしれませんね。でも、すでに人形演劇界で活躍しているキャストの塚田さんにしても、基本的な人形繰演を経験しておくのは悪いことじゃないと思います。

黒谷 原点ですからね。

真那胡 ぼくははじめて芝居で人形を遣ったとき、いやでしたね(笑)。だって、前を向いて演技しなきゃならないのに、横で人形も遣わなきゃならないんですから。

黒谷 真那胡さん、今回のお芝居でも少し人形を遣いますが、お上手です! 手首がやわらかいところがいいんですね。オーギュスト役の林さんも、人形演劇の舞台でご一緒したいと思わせてくれます。ただ役者さんにとって、人形を遣うことは、たしかにストレスになるでしょうね。


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――ハンスはハンサムな騎士ではない!?

真那胡 40年くらい前に劇団四季の『オンディーヌ』を観てすごく感動したんですが、まさしく美男美女の悲恋物語という印象でした。ところが今回、ゲスナーさんがハンス役に井上さんを選んだことを知り、「こう来たかー!」と(笑)。

ゲスナー オーディションに集まった人たちのなかで、井上さんには存在感があったんです。

黒谷 とにかくよろいが似合ってました! それが決め手。

ゲスナー 耳も印象的だし。こんなことをいうのは申しわけないけれど、彼のハンスはけっしてハンサムではありません(笑)。でも、逆にそこがおもしろいと思って。人間から見たらハンサムじゃなくても、自然の化身であるオンディーヌから見たら、「きれい」なんです。そういうことって、あるでしょ? 一般的には「醜い」と考えれているものが、「かわいい」と表現される場合もある。それにジロドゥも、もともとそういうコンセプトでこの作品を書いたんじゃないかな。ほんとうは、ハンサムではない人がハンスを演じなければならない作品ではないかと思うんですよ。

笠原 たしかに、そう思わせるようなセリフがたくさんありますよね。


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――過去最高のアンサンブルが集結!

真那胡 アンサンブル公演への出演はこれで3回目になります。0番目企画のときからのおつきあいですが、あのときは、オーディションの面接からゲスナーさんとご一緒したんですよね。笠原さんが受けに来たときはビックリした(笑)。

笠原 そうなんです。最初のオーディションを受けてせんがわ劇場アンサンブルに加わり、何度かゲスナーさんのアシスタントとして経験を重ね、いまにいたっています。

ゲスナー あのときは、がちがちに緊張してましたね(笑)。

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笠原 今回アンサンブルとして集まった人たちは、俳優もスタッフも、すごくよくはたらいてくれていますね。過去のアンサンブル公演のなかでも、いちばんいい雰囲気じゃないかな。

ゲスナー 「これぞせんわが劇場のアンサンブル公演!」という理想的なイメージですね。それに俳優はほとんどが新人ですが、真那胡さんのようなベテラン俳優がみんなにアドバイスしてくれたりして引っ張ってくれるので、とても助かります。

笠原 今回は作業が多いこともあるのか、「みんなでつくろう」感が強い。

ゲスナー 必要に迫られて人形をみんなで手づくりしていて、それはそれでたいへんなんだけれど、逆に結束を固めることにもつながって、よかった。それに稽古で本番の舞台をたびたびつかったり、劇場で作業するうち、「ここは自分たちの劇場だ」という意識がみんなの心に浸透していきました。

黒谷 それにしても、舞台初体験の新人俳優さんたちにとって、ここまで劇場でべったり稽古できるなんて、すごいことですよね。

笠原 ほかにはあまりない、ぜいたくな環境です。みんな、そのことをわかってくれてるといいんだけど(笑)。

真那胡 これからほかの現場をいろいろ経験するだろうから、そこでいやでも実感すると思いますよ(笑)。


――ペーター・ゲスナーの演出力に注目!

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黒谷 この公演の見どころは、ズバリ、ペーター・ゲスナー氏の演出力! ゲスナーさんが、市民を巻きこんだアンサンブル公演で、人形という要素も取りこみつつ、どれだけ本格的な演劇をつくりあげたのか、ぜひ注目してほしいです!

真那胡 昔観た『オンディーヌ』とは、翻訳もコンセプトもちがう、せんがわ劇場ゲスナー版『オンディーヌ』を、とことん楽しんでほしいですね。

笠原 ゲスナーさんの演出助手を務めるのはこれで3本目になりますが、彼の演出はとにかくおもしろい! 突拍子もない発想がぽんぽん飛びだしてくるんですから。

黒谷 そう、ぴょい~んとね(笑)。

ゲスナー 人形と人間が共演するこの舞台を観て、興味をおぼえた観客の方がいらっしゃったら、ぜひ来年3月に開催される人形演劇祭にも足を運んでほしいですね!

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ペーター・ゲスナー Peter Goessner…………演出
調布市せんがわ劇場芸術監督。
1962年、旧東ドイツ・ライプチヒ生まれ。ライプチヒ大学で演劇学修士取得。1993年来日。1995年「うずめ劇場」設立。2000年9月第1回利賀演出家コンクールで最優秀演出家賞受賞。2001年北九州市市民文化奨励賞受賞。現在、桐朋学園短期大学演劇専攻科准教授。

 

黒谷 都 Kurotani Miyako …………人形繰演指導/「皿洗いの女」役/ハンス人形の遣い手
芸術性の高い人形演劇の第一人者。「genre:Gray 利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」の名のもと、国内外で独自の活動を続けている。せんがわ劇場アンサンブル第7回公演『人形演劇“銀河鉄道の夜”』作劇・演出。今回は役者の人形繰演指導にあたると同時に、ちょっとだけ出演もしている。


真那胡敬二 Manako Keiji …………「水の精の王」役
オンシアター自由劇場出身。コスモ・プロジェクト所属。『上海バンスキング』等、数多くの舞台や映像作品で活躍。ペーター・ゲスナーとは古いつきあいで、せんがわ劇場アンサンブル結成時からその活動に深くかかわっている。0番目企画『時の物置』、第5回公演『星の王子さま』に出演。今後の予定:11月17日より『さくらのそのにっぽん』(シアターX)に出演。


笠原真志 Kasahara Masashi …………演出助手
劇団「風煉ダンス」主宰。せんがわ劇場アンサンブルのリーダー的存在として、開館以来、劇場の活動に深くかかわる。2009年12月、せんがわ劇場の演劇招待公演・親と子のクリスマスメールヒェン『アンデルセンの卵』を演出。

 

写真:大菊健太(アンサンブル)

取材:大野晶子(アンサンブル)

さて、つぎはわきを固める愉快なメンバーを紹介しましょう!

第1の漁師と貴婦人役の吉成淳一さん、第2の裁判官役の菊地隆之さん、第2の漁師と貴婦人役の畠山健さん、そして豚飼い役の船越桂さんです。

みなさん陽気で気さくな方で、楽しくおしゃべりさせていただきました!

 

 

吉成 淳一(よしなり じゅんいち)……第1の漁師/貴婦人

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ペーター・ゲスナーという演出家に興味を抱き、『オンディーヌ』オーディションに応募したという吉成さん。
2007~2009年、燐光群に在籍していたとき、せんがわ劇場の招待公演『ローゼベルント』にも出演したそうです。

「『ローゼベルント』に出演したおかげで、せんがわ劇場になじみがあったのもオーディションを受けた理由のひとつです。それに『オンディーヌ』という作品自体、いろいろな意味でおもしろい。コメディというか、ナンセンスギャグみたいなものもあって。笑える作品ですね」

さて、今回の役どころですが、第1の漁師という役はともかく、貴婦人というのは!? 
「男の貴婦人もおもしろいんじゃないか、と(笑)。口紅はもちろんのこと、本番ではカツラもつけて、もっともっとつくりますよ!」

せんがわ劇場アンサンブルに参加しての印象は?
「みんなであれこれやるのが楽しいですね。役者でありながら、大道具や小道具にもかかわれるのがうれしいです」

いまではすっかり通い慣れた仙川の町は、商店街が充実しているのが魅力とか。
「つい買いものに行きたくなりますね(笑)」

ブログをご覧になっているみなさんに、ぜひ『オンディーヌ』のアピールを!
「とってもすてきな物語です。出演するぼくたちも楽しんで演じているので、みなさんにも楽しんでいただけたらと思います」

 

 

菊地 隆之(きくち たかゆき)……第2の裁判官/水の精の遣い手

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今回のオーディションの募集チラシを、習っているジャズダンスのスタジオで発見し、「これはおもしろそうだ」と応募した菊地さんです。
「自分に向いてるかも!と」

菊地さん演じる第2の裁判官は、ちょっと不思議な登場のしかたをするかもしれないそうですが?
「もしかすると、ギターをかき鳴らしての登場になるかもしれません」

ギター!? それは、なぜ?
「オーディションの応募書類に貼付したプロフィール写真が、ギターを持ってる写真だったんです。それを見たゲスナーさんが、せっかくだから一度稽古場に持ってこい、と」

まさか「流し」の裁判官?
「奏でる曲は、第1の裁判官役の山本さんとの合作なんです(笑)。弾き語りが好きなんですよ」

仙川という町と、せんがわ劇場アンサンブルの印象を聞かせてください。。
「仙川は、すごく暮らしやすそうな町。そんな町で、アンサンブル・メンバーとして、みんなでひとつのものをつくる一体感がいいですね!」

「ぼくにとっては、これが舞台初体験です。すごく楽しんで見ていただける作品だと思いますので、ぜひせんがわ劇場にお越しください!」
日々、心が豊かになるのを感じているという菊地さん。みなさん、ぜひ菊地さん演じる、不思議な裁判官にご注目ください!

 

畠山 健(はたけやま たける)……第2の漁師/貴婦人/大魚、水生生物の遣い手

 

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現在も俳優の養成所に通って演技の勉強中だという畠山さん。ぜひ人前で演じる機会がほしい、という思いから、オーディションにチャレンジしたそうです。

第2の漁師という役どころは?
「オンディーヌをつかまえる漁師なんですが、浮かれ騒いでばかりで、まわりの話をまったく聞かないやつなんです(笑)。楽しくやらせてもらってます」

せんがわ劇場アンサンブルに参加してみてのご感想をお聞かせください。
「こういう形もあるんだな、と思いました。演劇の世界というのは、なかなか簡単には入りこめない世界ですよね。だから興味のある人がこういう形で参加できるシステムは、なかなかいいと思います」

一見、おとなしいイメージの畠山さんですが、お話をうかがっていると、ときおり揺るぎない決意のようなものがパンッと伝わってきて、はっとさせられます。
今後の予定はとくに決まっていないそうですが、役者道をばく進する、ときっぱり!
せんがわ劇場での初舞台を足がかりに、ぜひ大きく羽ばたいてほしいと思います。

『オンディーヌ』の見どころをみなさんに語ってください!
「たくさんキャストが出ていて、いろいろ個性的なことをしているので、いろいろなところに目を向けてください! また、美人揃いの貴婦人にもぜひご注目を♪」

 

 

船越 桂(ふなこし かつら)……豚飼い/貴婦人人形、鱒の遣い手

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あるワークショップに参加していたとき、たまたまそこに来ていたペーター・ゲスナーにオーディションのことを聞き、応募したという船越さん。

今回の役どころは、陽気な豚飼い!
「最初、豚飼いというのは老人役だと思っていました。でもいまは、読みかたによっては少年にもなりえるかも、と思っています。そこで、明るくて元気な少年の豚飼いをイメージしつつ、役づくりに励んでいます」

東京乾電池付属の養成所「アクターズラボ」で、1年間演技を学んできたことが、今回の舞台でどのように生かされるのか、楽しみです!

仙川という町の印象は?
「商店街があるすてきな町だと思います。住んだらすてきでしょうね。引っ越したくなりました(笑)」

 

せんがわ劇場アンサンブルは、時間がある人がなんでもするのが基本。船越さんは、そんなところが気に入ったようです。
「役者は役者の仕事しかできないと思っていたのが、ここのアンサンブル公演では、小道具や衣裳づくりにかかわれるんですね。やってみたい!という気持ちを尊重してくれるなんて、すてきだと思います」

これからも、いろんな人と出逢って成長していきたいそうです。
「稽古の中で、オンディーヌがどんどんきれいになっていくのを間近で見ています。すてきな舞台です。出番は少ないですが、豚飼いさんも見にきてください!」

写真:大菊健太(アンサンブル)

取材:大野晶子(アンサンブル)

 

キャスト紹介第2弾は、侍従&劇場監督役の荒牧大道さん、王妃役の御所園幸枝さん、そして王様と裁判官役の山本律麿さんです!

 

 

荒牧 大道(あらまき ひろみち)……侍従/劇場監督

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ペーター・ゲスナーが主宰する「うずめ劇場」に所属する荒牧さん。せんがわ劇場アンサンブルには0番目企画のときから、役者として、スタッフとしてかかわっています。

『オンディーヌ』の世界のおもしろさに気づいたのは、オーディションに合格したあとだったとか。
「うんと昔から、自然界と人間界の対立が考えられていたことに、おもしろさを感じました。いま、自然破壊について強く意識されるようになってきましたが、それは昔も同じだったんですね。だから、こうして描かれてきた。時代を超えたテーマに惹きつけられました」

侍従と劇場監督、ひとり二役ということ?
「劇場監督のほうは、じつは人形なんです。だから演じながら、人形を遣いながら、同時にひとり二役(笑)」
その相棒ともいえる人形は、荒牧さん自身が製作したそうです。楽しみですね!

 

アンサンブル・メンバーの古株として、ぜひひと言!
「ここのアンサンブルはアマチュアの集まりではありますが、プロにも負けない作品をつくる不思議な力を持っています。それを支えているのは、芸術監督のペーター・ゲスナー。ほかの劇場ではなかなか見られない取り組みです。仙川という町の、芸術にたいする前向きな姿勢、関心の高さが、ひしひしと感じられます」

今回の舞台の見どころは、ずばり、「ペーター・ゲスナーと黒谷都の共同作業」だそうです。

演劇について、アンサンブルの活動について、熱く語ってくれた荒牧さん。
今後の活躍に期待です!


 

 

御所園 幸枝(ごしょぞの ゆきえ)……王妃/水生生物の遣い手/民衆

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せんがわ劇場アンサンブル0番目企画の『時の物置』を見て感銘を受け、今回オーディションに応募したという御所園さん。
「もうずっと本格的な舞台からは遠ざかっていたんですけど、『時の物置』に出演していた友人に勧められて、オーディションを受けてみました」

そして手にしたのは、王妃の役!
「オンディーヌを異端と見なす人間ばかりのなかで、王妃だけはなんとか彼女を受け入れようとします。人間と水の精の架け橋になるのかならないのか……それはよくわかりませんが、少なくともなろうとしています。ものごとの乱れを落ち着けたい、と願い、そうなるようはたらきかけをする人間なのだと思います」

若い出演者が多いなかで、御所園さんはまるで母のような存在です。
「わたしが演じる王妃も、水の精をほんとうに理解しているのかどうかはともかく、母親という立場から、なんとかうまく対処しようとしているように思います」

王妃という役を離れた御所園さんは、どんな人なのでしょう。
「地元で活躍する、元気なおばさんです!(笑) 地元で、『小平こども劇場』という組織に所属して、子どもたちを芸術に触れさせようという活動に携わり、劇団を呼んだり、ワークショップを開催したりしています」


そのほかにも、なんと小平霊園で忍者の修業(!)をしたり、詩吟の会を開いたり、と、多方面で活躍しているもよう。どうりで、御所園さんとおしゃべりしていると、話題がつきることがありません。

「ぜひ若い人に『オンディーヌ』を観てもらいたいです。究極の愛をじっくり感じて、楽しんでもらえればなによりです!!」

 

 

 

山本 律麿(やまもと りつま)……王/第1の裁判官

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芝居からは1年くらい遠ざかっていたという山本さん。オーディションの挑戦は、なんと、「気晴らし」だったとか!

「ずっと脚本を書く勉強をしていたので、そのストレス解消にでも、と思って。ワークショップに参加しようか、くらいの軽い気持ちでした。だから、まさかこんなことになるとは(笑)。でも呼んでいただけてうれしいです」

きっかけこそ軽い気持ちでも、合格したあとは、『オンディーヌ』という作品に、あらためて真剣に向き合ったそうです。
「王さまと裁判官を演じますが、単純に、王さまはいい人で、裁判官は悪い人、ということが伝わればいいかな、と思います。裁判官は、本人に悪気はなくとも、オンディーヌを責める側。一方の王さまは、オンディーヌをかばう側ですから」

稽古場の雰囲気は?
「いいですよ。ぴりっとしているところもあるし、みんな、仲がいいし」

 

 

せんがわ劇場アンサンブルの方式がお気に入りのようですが。
「芝居は、かぎられた人たちが、かぎられた場所に行かないとできないというところがあります。ぼくは山口出身なんですけど、山口で芝居をしようと思ってもできないわけです。東京の下北沢あたりまで行かないと。そういう状況を考えると、ここのアンサンブルのように市民レベルで娯楽をつくれるというのは、ものすごくいいことだと思います。ほかの自治体も、どんどんまねしてほしいです」

将来的には、シナリオライターが夢という山本さん。
いつの日か、せんがわ劇場で作品が上演されますように!

 

写真:大菊健太(アンサンブル)

取材:大野晶子(アンサンブル)

 

開幕はまだまだ先だと思っていた、第9回アンサンブル公演『オンディーヌ』、いよいよ来週からはじまります!

それに先立ち、キャストのみなさんを少しずつ紹介していきたいと思います。

まずは、水の精や貴婦人役で、舞台に花を添えるKUUさん、佐野実紀さん、村田麻衣さんの登場です!!

 

KUU(くう)……水の精/ヴィオラント/貴婦人

 
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まさに妖精のような、ほんわかとした雰囲気のKUUさん。
大好きなオードリー・ヘップバーンがニューヨークの舞台でオンディーヌを演じたことから、「ビビッ」ときて、せんがわ劇場のオーディションに応募したそうです。

「わたしが演じる水の精は、ふつうとはちょっとちがう妖精(笑)。どんなふうにちがうのかは、見てのお楽しみです」

水の精の役者さんたちは、踊りをアドリブでこなしているそうです。KUUさんの踊りもすごくすてき!
それもそのはず、KUUさんは劇団四季出身なのです。
『オペラ座の怪人』『美女と野獣』など、だれもが知っている有名な舞台をたくさん経験しているKUUさんから見た、せんがわ劇場アンサンブルの印象は?
「自分たちでいろいろつくったりして、みんなで力を合わせることが多いので、楽しいです!」

そして仙川の町に降り立ったのは、オーディションのときがはじめてだとか。
「きれいな町ですね! でもちょっと離れると自然がたっぷりあって、住みやすそうな町だと思いました」

今後もマルチなアーティスト・表現者として活動していくというKUUさん。活躍が楽しみです!
「せんがわ劇場アンサンブルの『オンディーヌ』、みんなで一生懸命つくっています。モノづくりもたくさんしました。ぜひいらしてください!」
KUUさんのブログ  http://www.fee-de-art.com

 

 

佐野 実紀(さの みき)……水の精/貴婦人

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桐朋学園芸術短期大学でミュージカルを専攻していたという佐野さん。ストレート・プレイは今回がはじめてだそうです。

「演出のゲスナーさんは母校の先生。せんがわ劇場にも何度か足を運んだことがあります。はじめてストレート・プレイに挑戦するなら、こういう身近なところからがいいかも、と思ってオーディションに応募しました」
そして、みごと合格! 水の精と貴婦人役をゲットしました。

「水の精も貴婦人も、複数登場するんですが、それぞれのキャラクターがちがうんです。いい意味での小劇場らしさが多くの場面で見られると思います。ぜひ注目してください!」

今回は大学卒業後、はじめてのお芝居。学生ばかりのころとはちがって、いろいろな人が集まったアンサンブルに、日々新鮮なものを感じてらっしゃるようです。
「みんないい人ばかりだし!」

芝居、歌、殺陣が大好きだという佐野さん。見るからに元気いっぱいで、一緒にいると、こちらまでわくわくしてきます。そんな佐野さんの今後の抱負は?
「これからもいろいろなことにチャレンジしたい! からだは小さくても、やる気、元気、責任感は強くて大きいです。少しでも使えるなと思ったら、声をかけてください!」

 

今後の予定:ミュージカル『ゴール』12月16日~19日@俳優座劇場
佐野さんのブログ http://ameblo.jp/girlgirl19/ (コメント感想お待ちしております!)


 

 

村田 麻衣(むらた まい)……水の精/グレーテ/貴婦人人形の遣い手

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人形が遣われる舞台、というのに興味をおぼえたことがきっかけで、今回オーディションに応募し、水の精ほかいくつかの役割をこなすことになった村田さんです。

「水の精は自然界の生きもの。人間とはかけ離れた大自然のなかで生きているものなので、心をフラットにして演じています」

いままでおもにミュージカルの舞台に立ってきたので、今回、ストレート・プレイの舞台ははじめてといってもいいそうです。でもその経歴を生かして、水の精役ですてきな踊りと歌声を披露してくれます。

せんがわ劇場の舞台には何度か足を運んだことがあるそうですが、はじめて来たとき、赤いソファ席が印象的だったとか。
「赤いソファに子どもたちがいっぱいすわっていて、なんだか芝居小屋みたいな雰囲気でした!」
(注:『オンディーヌ』の公演はイス席になります)

せんがわ劇場アンサンブルについては、ご友人から話に聞いていたそうです。
「でも、ここまで市民の方々と密着して作品づくりに取り組んでいるなんて! 感激ですね。今回の『オンディーヌ』は、市民のみなさんがたくさんかかわっているお芝居です。ぜひ見にきてください!」

今後の予定:ミュージカル座『トラブルショー』11月11日~16日
村田さんのブログ http://ameblo.jp/hosini-naretara/

 

写真:大菊健太(アンサンブル)

取材:大野晶子(アンサンブル)

せんがわ劇場アンサンブル第9回公演『オンディーヌ』が10月8日から公演予定です。
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今日は家族連れでにぎわうお昼時の仙川商店街に『オンディーヌ』の役者さん達がお邪魔してパレードをしました。 今回の『オンディーヌ』に参加する役者さんはなんと総勢22名!
以前のアンサンブル公演でもおなじみの役者さんもいて知っている人もいるのではないでしょうか?
また今回から参加される役者さんも個性的な方ばかり!今後こちらのブログにて紹介予定です。
0918ondine.jpg他にも『オンディーヌ』の特徴でもある、人形達がたくさん登場します。
写真で役者さんが手に持っている大きな顔はお城に出てくる貴婦人たちの人形です。

人形と人間、自然世界と人間世界が舞台の中で交わる『オンディーヌ』。
お楽しみに!

公演情報はこちら!
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/04465.html

写真と文:大菊健太(アンサンブル)

せんがわ劇場アンサンブル第9回公演『オンディーヌ』が、いよいよ稽古初日を迎えました。

当日は、まず演出を担当するせんがわ劇場芸術監督のペーター・ゲスナーより、いろいろ説明がありました。

ついにはじまるなって感じで、わくわくしてしまいます。

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そしてみんなで輪になって、まずは本読み。

ゲスナー監督は、すぐ立ち稽古に入るタイプなので、おそらく本読みは最初で最後かも??

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オーディションを経てここにたどり着いた役者さんたちが、それぞれの思いを込めて台本を読みました。

この先、どんなふうにキャラクターが発展していくのでしょうか。どきどき。

夜にはほかのスタッフも揃い、そのままお約束(?)の親睦会へ!

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初日から和気あいあいとしたムードで、キャストもスタッフも、とても楽しんだもよう。

これからの展開が、ほんとうに楽しみです。

どうぞご期待ください!

 

レポート:大野晶子(アンサンブル)

秋に向けて始動!

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今年10月に予定されている、調布市せんがわ劇場アンサンブル第9回公演『オンディーヌ』。

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先日、さっそくキャストのオーディションが行われ、たくさんの応募者がせんがわ劇場に集結しました!

応募者は各グループに分かれ、あらかじめわたされていた台本の一部を舞台で上演することに。

グループのなかで順番に役割を変えていくという方法だったので、さまざまなオンディーヌが舞台上に現れ、じつに見応え(?)のあるオーディション風景となりました。

役者によって、キャラクターってずいぶん変わるものなんですね……

 

さらには、観客席にいたゲスナー監督から、「特技は?」と問われ、歌う者あり、踊る者あり、逆立ちする者あり(!)。

みなさん、きっとすごく緊張していたとは思いますが、目を希望にきらきら輝かせ、体当たりで役に挑む姿は、見ていて清々しいものがありました。お疲れさまです!

そして選ばれたのは、23人の個性的な面々! おめでとうございます♪

なかなか大所帯の舞台になりそうです。さぞかし華やかになることでしょう。

いよいよ今月10日から稽古がはじまります。稽古のようすについても、ちょくちょくお伝えしていこうと思いますので、どうぞお楽しみに!

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レポート:大野晶子(アンサンブル)

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