2010年12月アーカイブ

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――本日は、キツネ役の中村光雄さんとバラ役の竹村千穂さんにお話をうかがいます。

お二人とも、初演からのメンバーですが、今度の座組の雰囲気はどうですか?

竹村 ベテランの内野智さんをおむかえしていますが、

前回のパイロット役真那胡さんとはまた違う魅力をおもちです。

ワイルド、かつひょうきん(笑)

中村 演出も前回とはだいぶ変わっていますよ。特にぼくがやるキツネ役はほとんど別人(笑)

より地球にいるキツネ、他の星から来た王子さま、という点で違いを出しています。

どうぞお楽しみに。

竹村 ぜひ見てたしかめてくださいね。

 

――ゲスナー芸術監督が今回みずから演出をしていますが、

ずばりおたずねします。ゲスナー監督ってどんな人?

竹村 大きな子ども!

中村 飛行機を飛ばすのとか、めっちゃうまいですよ。

竹村 遊び心を失わない人。すなおで。

中村 それが演出にも出ていると思います。

ぼくたちは第1回のアンサンブル公演「愛ってなに?」から出させていただいてますが、

社会に対する厳しい目とユーモアをもっているヒトだと思います。

今回の「星の王子さま」も社会に対する皮肉とか、働きすぎて仕事中毒になっている

大人への批判がちりばめられています。

 

――けっこう厳しい稽古だと聞いていますが?

中村 おかげでぼくはだいぶ鍛えられました!

でも今回は役者たちにはやさしいですよ。

気をつかってくれているなあと感じます。

 

――今回は親と子のクリスマス・メルヘンということですが、

劇はお子さん向けの内容なのでしょうか?

中村 原作そのものがやさしい言葉で書かれているので、

もちろんお子さんでも楽しめます。

バオバブがにょろにょろ出てきたり、王子が飛んだり、バラたちが踊ったり、視覚的にも楽しい。

竹村 それでいて哲学的で社会への風刺もある内容なので、

大人が観ても十分楽しめますよ。

中村 キツネが王子に「飼いならし方」を教えるところなんかは

そのまま恋愛論、つきあい方指南にもなっていると思うんです。

恋愛中の方もぜひ!

 

――最後に、お二人はサンタクロースはいると思いますか?

竹村 思うじゃなくて、一人、知ってます!

中村 それはすごい!紹介してほしいかも。

 

――今回せんがわ劇場にも来てくれることになっていますから、

楽しみですね!

二人 はい! よい子のみなさんにはおみやげもあります。

ぜひ来てくださいね。

 

 

 

 

 

 

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――アンサンブル公演に参加してみて、いつもしていらっしゃるお仕事と違いはありますか?

内野 役者として他の仕事と区別は一切していませんね。

(他の現場でもここでも)思ったことは言うし。

もちろんぼくは演出家ではないので、その領域でないところは踏み込みません。

演出家の言うことっていうのは好みだからね。

 

――年代が違う役者が集まっているのがいい、と橋本くんが言っていましたが……

内野 そうだね。どうしても同年代で集まりがちだからね。

いろんな年代、いろんな感性の人が集まって作った方が

作品としてのふくらみが大きくなるよね。

 

――ゲスナー監督とは二度目のお仕事だそうですが、演出家としての彼にどんな印象を持たれましたか?

内野 1回やってみて、ペーターの呼吸はつかめたと思います。

言っていることは正しいし、役者として助かることを言ってくれます。

もちろんドイツ人なので、言葉の細かいニュアンスまでは

わからないことはあるんだけれど、直感的にとらえたもので演出していますね。

それはそれで正しいんじゃないかなと思います。

あと、ぼくと彼は同い年なんで親近感もある。

 

――今回、「星の王子さま」という作品ですが、子ども向けということは意識していますか?

内野 ぼくはないですね。ただ客席にいれば変わるかもしれないけど。

実はセリフも大人向けの内容だと思うので。

大人はいろんな経験や先入観やなにかがあって、

まっすぐに見られないところがあるかもしれないけれど、

子どもはまっすぐに受け止めるでしょうね。

 

――このお芝居の見どころはどこでしょう?

内野 この物語自体、人間の想像力をとても刺激する話だということですね。

――数ばっかり数えている大人とか?

内野 あ、もちろん数ばっかり数えている大人にも言い分はあるんですよ。

夢ばっかりみていられないとかね。

なんていうか、しっくりこない本だよね。見た人の数だけ解釈がある。

ぼくも小学校のとき読んだんだけど、今は全然感想が違う。

これで70歳になってから読んだらまた違うと思うし。

だからこそ名作なんだろうね。

hoshi_hashimoto_mizoguchi.JPG――今日は、若手俳優代表ということで、橋本昭博さんと溝口明日美さんに

今回の舞台の見どころなど、お話をうかがいました。

 

橋本 ぼくたち黄色子で、常に一緒にいるよね。

溝口 ペアだね。

 

――黄色子って、ずばりなんなんですか?

 

橋本 謎の存在だよね。

溝口 うん。

橋本 物語の手助け役というか、黒子の黄色版なんだけれど、

王子を飛ばせたり(演劇的に)いくらでもとらえようがある役柄ですね。

溝口 どんな役割かはぜひお芝居を見てください!

 

――溝口さんは再演からの参加ですが、このアンサンブルのチームの

印象をお聞かせください。

溝口 面白い人たちばっかり(笑)おもむきがある。みなさんウェルカムな感じで。

橋本 へんな人たちだよね。でも面白い。

 

――二人とも桐朋芸術短期大学の卒業生ですが、

アンサンブル公演と学校公演との違いはなんですか?

溝口 学校は同年代の人たちとばかりやるのが基本なので……

橋本 アンサンブルはベテランの内野さんとか、竹村さんとか、

世代も違う人と一緒に舞台に出られるのでとても経験になるよね。

それにスタッフもずっとついていてくれるので、心強い。

アンサンブルスタッフもふだんだったら一緒に活動しない主婦の方とか、

地域の人とものづくりができるのも貴重な体験です。

溝口 学校は学校の中だけで、自分たちだけでやりなさい!って感じですものね。

 

――稽古はどんな雰囲気ですか?

橋本 意見を出し合って、芝居を作っています。あのシーンどうしよう、

こうしようとか。みんなで面白いものを作ろうという気持ちでやっているよね。

 

――ゲスナー監督ってどんな人ですか?

溝口 シンプル。すなお。言いたい事を直接伝えてくれる。

へんに気を使わないところがいいです。学校でもそうですけれど。

橋本 芝居作りへの情熱があるよね。だけど、今回はやさしい。

役者に気をつかってくれているのを感じます。

 

――「星の王子さま」は子ども向けの作品ですか、どんなところが見どころでしょう?

橋本 原作自体わかりやすいものだと思うけれど、

社会風刺もあるし、大人が観ても面白いですよ。

溝口 初演の時はお客さんとして見ていますが、あきなかった!

 

――二人ともせんがわ劇場はよく使ってくれているみたいだけど?

溝口 すごくいっぱい役者として利用もしていますし、

観にきてもいます。市民割引があるのも嬉しい!

橋本 地元に劇場があるっていいよね。

溝口 うん。いい劇場だから、もっとたくさんの人に劇場の存在を知ってほしいし、

出演にきてほしいです。

橋本 ぼくの場合、アンサンブル公演には何回も出ているので、

仙川の地元の方に顔をおぼえていただいてきていて。

このあいだ「新羅生門」(第8回アンサンブル公演 横内謙介演出)のときなんか、

客席の子どもから「(「雪の女王」の)カイのときよりカッコイイよ」

って言ってもらえたんです(笑)

 アンケートにも、橋本君の成長が見られて嬉しいです、

って何人かの方からアンケートにも書いてもらえて。

なんだかぼくのおばさん? みたいな人が仙川に増えている(笑) 

そういうのってありがたいですよね。

アンサンブル公演は来年もぜひ続いていってほしいです。

 

2011年1月20~22日
『ワーグナー家の女』
作・演出 福田善之
せんがわ劇場

 

2月26~27日
『リボンの騎士~鷲尾高校演劇部奮闘記~』
作・演出 横内謙介
@神奈川県立青少年センターホール

 

橋本昭博のblog

http://blog.oricon.co.jp/akihiro/

 

こちらもよろしく。

 

――ありがとうございました! (聞き手:事務局 堀)