2010年9月アーカイブ

キャスト紹介第2弾は、侍従&劇場監督役の荒牧大道さん、王妃役の御所園幸枝さん、そして王様と裁判官役の山本律麿さんです!

 

 

荒牧 大道(あらまき ひろみち)……侍従/劇場監督

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ペーター・ゲスナーが主宰する「うずめ劇場」に所属する荒牧さん。せんがわ劇場アンサンブルには0番目企画のときから、役者として、スタッフとしてかかわっています。

『オンディーヌ』の世界のおもしろさに気づいたのは、オーディションに合格したあとだったとか。
「うんと昔から、自然界と人間界の対立が考えられていたことに、おもしろさを感じました。いま、自然破壊について強く意識されるようになってきましたが、それは昔も同じだったんですね。だから、こうして描かれてきた。時代を超えたテーマに惹きつけられました」

侍従と劇場監督、ひとり二役ということ?
「劇場監督のほうは、じつは人形なんです。だから演じながら、人形を遣いながら、同時にひとり二役(笑)」
その相棒ともいえる人形は、荒牧さん自身が製作したそうです。楽しみですね!

 

アンサンブル・メンバーの古株として、ぜひひと言!
「ここのアンサンブルはアマチュアの集まりではありますが、プロにも負けない作品をつくる不思議な力を持っています。それを支えているのは、芸術監督のペーター・ゲスナー。ほかの劇場ではなかなか見られない取り組みです。仙川という町の、芸術にたいする前向きな姿勢、関心の高さが、ひしひしと感じられます」

今回の舞台の見どころは、ずばり、「ペーター・ゲスナーと黒谷都の共同作業」だそうです。

演劇について、アンサンブルの活動について、熱く語ってくれた荒牧さん。
今後の活躍に期待です!


 

 

御所園 幸枝(ごしょぞの ゆきえ)……王妃/水生生物の遣い手/民衆

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せんがわ劇場アンサンブル0番目企画の『時の物置』を見て感銘を受け、今回オーディションに応募したという御所園さん。
「もうずっと本格的な舞台からは遠ざかっていたんですけど、『時の物置』に出演していた友人に勧められて、オーディションを受けてみました」

そして手にしたのは、王妃の役!
「オンディーヌを異端と見なす人間ばかりのなかで、王妃だけはなんとか彼女を受け入れようとします。人間と水の精の架け橋になるのかならないのか……それはよくわかりませんが、少なくともなろうとしています。ものごとの乱れを落ち着けたい、と願い、そうなるようはたらきかけをする人間なのだと思います」

若い出演者が多いなかで、御所園さんはまるで母のような存在です。
「わたしが演じる王妃も、水の精をほんとうに理解しているのかどうかはともかく、母親という立場から、なんとかうまく対処しようとしているように思います」

王妃という役を離れた御所園さんは、どんな人なのでしょう。
「地元で活躍する、元気なおばさんです!(笑) 地元で、『小平こども劇場』という組織に所属して、子どもたちを芸術に触れさせようという活動に携わり、劇団を呼んだり、ワークショップを開催したりしています」


そのほかにも、なんと小平霊園で忍者の修業(!)をしたり、詩吟の会を開いたり、と、多方面で活躍しているもよう。どうりで、御所園さんとおしゃべりしていると、話題がつきることがありません。

「ぜひ若い人に『オンディーヌ』を観てもらいたいです。究極の愛をじっくり感じて、楽しんでもらえればなによりです!!」

 

 

 

山本 律麿(やまもと りつま)……王/第1の裁判官

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芝居からは1年くらい遠ざかっていたという山本さん。オーディションの挑戦は、なんと、「気晴らし」だったとか!

「ずっと脚本を書く勉強をしていたので、そのストレス解消にでも、と思って。ワークショップに参加しようか、くらいの軽い気持ちでした。だから、まさかこんなことになるとは(笑)。でも呼んでいただけてうれしいです」

きっかけこそ軽い気持ちでも、合格したあとは、『オンディーヌ』という作品に、あらためて真剣に向き合ったそうです。
「王さまと裁判官を演じますが、単純に、王さまはいい人で、裁判官は悪い人、ということが伝わればいいかな、と思います。裁判官は、本人に悪気はなくとも、オンディーヌを責める側。一方の王さまは、オンディーヌをかばう側ですから」

稽古場の雰囲気は?
「いいですよ。ぴりっとしているところもあるし、みんな、仲がいいし」

 

 

せんがわ劇場アンサンブルの方式がお気に入りのようですが。
「芝居は、かぎられた人たちが、かぎられた場所に行かないとできないというところがあります。ぼくは山口出身なんですけど、山口で芝居をしようと思ってもできないわけです。東京の下北沢あたりまで行かないと。そういう状況を考えると、ここのアンサンブルのように市民レベルで娯楽をつくれるというのは、ものすごくいいことだと思います。ほかの自治体も、どんどんまねしてほしいです」

将来的には、シナリオライターが夢という山本さん。
いつの日か、せんがわ劇場で作品が上演されますように!

 

写真:大菊健太(アンサンブル)

取材:大野晶子(アンサンブル)

 

開幕はまだまだ先だと思っていた、第9回アンサンブル公演『オンディーヌ』、いよいよ来週からはじまります!

それに先立ち、キャストのみなさんを少しずつ紹介していきたいと思います。

まずは、水の精や貴婦人役で、舞台に花を添えるKUUさん、佐野実紀さん、村田麻衣さんの登場です!!

 

KUU(くう)……水の精/ヴィオラント/貴婦人

 
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まさに妖精のような、ほんわかとした雰囲気のKUUさん。
大好きなオードリー・ヘップバーンがニューヨークの舞台でオンディーヌを演じたことから、「ビビッ」ときて、せんがわ劇場のオーディションに応募したそうです。

「わたしが演じる水の精は、ふつうとはちょっとちがう妖精(笑)。どんなふうにちがうのかは、見てのお楽しみです」

水の精の役者さんたちは、踊りをアドリブでこなしているそうです。KUUさんの踊りもすごくすてき!
それもそのはず、KUUさんは劇団四季出身なのです。
『オペラ座の怪人』『美女と野獣』など、だれもが知っている有名な舞台をたくさん経験しているKUUさんから見た、せんがわ劇場アンサンブルの印象は?
「自分たちでいろいろつくったりして、みんなで力を合わせることが多いので、楽しいです!」

そして仙川の町に降り立ったのは、オーディションのときがはじめてだとか。
「きれいな町ですね! でもちょっと離れると自然がたっぷりあって、住みやすそうな町だと思いました」

今後もマルチなアーティスト・表現者として活動していくというKUUさん。活躍が楽しみです!
「せんがわ劇場アンサンブルの『オンディーヌ』、みんなで一生懸命つくっています。モノづくりもたくさんしました。ぜひいらしてください!」
KUUさんのブログ  http://www.fee-de-art.com

 

 

佐野 実紀(さの みき)……水の精/貴婦人

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桐朋学園芸術短期大学でミュージカルを専攻していたという佐野さん。ストレート・プレイは今回がはじめてだそうです。

「演出のゲスナーさんは母校の先生。せんがわ劇場にも何度か足を運んだことがあります。はじめてストレート・プレイに挑戦するなら、こういう身近なところからがいいかも、と思ってオーディションに応募しました」
そして、みごと合格! 水の精と貴婦人役をゲットしました。

「水の精も貴婦人も、複数登場するんですが、それぞれのキャラクターがちがうんです。いい意味での小劇場らしさが多くの場面で見られると思います。ぜひ注目してください!」

今回は大学卒業後、はじめてのお芝居。学生ばかりのころとはちがって、いろいろな人が集まったアンサンブルに、日々新鮮なものを感じてらっしゃるようです。
「みんないい人ばかりだし!」

芝居、歌、殺陣が大好きだという佐野さん。見るからに元気いっぱいで、一緒にいると、こちらまでわくわくしてきます。そんな佐野さんの今後の抱負は?
「これからもいろいろなことにチャレンジしたい! からだは小さくても、やる気、元気、責任感は強くて大きいです。少しでも使えるなと思ったら、声をかけてください!」

 

今後の予定:ミュージカル『ゴール』12月16日~19日@俳優座劇場
佐野さんのブログ http://ameblo.jp/girlgirl19/ (コメント感想お待ちしております!)


 

 

村田 麻衣(むらた まい)……水の精/グレーテ/貴婦人人形の遣い手

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人形が遣われる舞台、というのに興味をおぼえたことがきっかけで、今回オーディションに応募し、水の精ほかいくつかの役割をこなすことになった村田さんです。

「水の精は自然界の生きもの。人間とはかけ離れた大自然のなかで生きているものなので、心をフラットにして演じています」

いままでおもにミュージカルの舞台に立ってきたので、今回、ストレート・プレイの舞台ははじめてといってもいいそうです。でもその経歴を生かして、水の精役ですてきな踊りと歌声を披露してくれます。

せんがわ劇場の舞台には何度か足を運んだことがあるそうですが、はじめて来たとき、赤いソファ席が印象的だったとか。
「赤いソファに子どもたちがいっぱいすわっていて、なんだか芝居小屋みたいな雰囲気でした!」
(注:『オンディーヌ』の公演はイス席になります)

せんがわ劇場アンサンブルについては、ご友人から話に聞いていたそうです。
「でも、ここまで市民の方々と密着して作品づくりに取り組んでいるなんて! 感激ですね。今回の『オンディーヌ』は、市民のみなさんがたくさんかかわっているお芝居です。ぜひ見にきてください!」

今後の予定:ミュージカル座『トラブルショー』11月11日~16日
村田さんのブログ http://ameblo.jp/hosini-naretara/

 

写真:大菊健太(アンサンブル)

取材:大野晶子(アンサンブル)

せんがわ劇場アンサンブル第9回公演『オンディーヌ』が10月8日から公演予定です。
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今日は家族連れでにぎわうお昼時の仙川商店街に『オンディーヌ』の役者さん達がお邪魔してパレードをしました。 今回の『オンディーヌ』に参加する役者さんはなんと総勢22名!
以前のアンサンブル公演でもおなじみの役者さんもいて知っている人もいるのではないでしょうか?
また今回から参加される役者さんも個性的な方ばかり!今後こちらのブログにて紹介予定です。
0918ondine.jpg他にも『オンディーヌ』の特徴でもある、人形達がたくさん登場します。
写真で役者さんが手に持っている大きな顔はお城に出てくる貴婦人たちの人形です。

人形と人間、自然世界と人間世界が舞台の中で交わる『オンディーヌ』。
お楽しみに!

公演情報はこちら!
http://www.sengawa-gekijo.jp/kouen/04465.html

写真と文:大菊健太(アンサンブル)