『雪の女王』役者インタビュー その1

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本日より、『雪の女王』に出演する役者のインタビューを、何回かにわけてお届けいたします!

先頭バッターは、主役のゲルダとカイを演じる、柴田千絵里さんと、橋本昭博さんです。

 

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柴田千絵里 (しばた ちえり) ゲルダ

広島県出身。

桐朋学園芸術短期大学と専攻科に1年通って演技を本格的に学び、卒業後は、「タマゴ」というパフォーマンス集団で、演技、踊り、歌を披露したり、知り合いの舞台に客演したり、と活動。その後、せんがわ劇場アンサンブル第2回公演『ロミオとジュリエット』のジュリエット役をゲット! 今回の『雪の女王』で2公演連続の主役を射止めたことになる。2009年3月に「タマゴ」の一員として、音楽家とのコラボ作品にゲスト出演の予定。

 

Q 卒業して1年目の今年は、どんな年でしたか?
A ものすごく充実した1年でした!


 

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橋本昭博(はしもと あきひろ) カイ

茨城県出身。

4人兄弟の末っ子。家族が揃って芝居好きだったことから、幼いころより演劇を観る機会に恵まれていた。10歳以上離れたいちばん上の兄が劇団に所属していた関係で、早くから舞台経験を積む。桐朋学園芸術短期大学、専攻科と4年間演技をみっちり学んだのち、今年3月に卒業。その後、『雪の女王』にかかわるまでに、ミュージカルを含めた3本の作品に出演。
2009年6、7月にはPカンパニーの『死んだ女』に、8月にはGドットコムの『金の卵1970』に出演予定。

Q ご趣味は?
A 最近、親父が使っていた一眼レフのフィルムカメラに凝りはじめました。

 

――演技に目ざめたきっかけを教えてください。

柴田 「高校の演劇部がとにかく楽しくて! お芝居のなんたるかを楽しんだというよりは、みんなでひとつの作品をつくりあげる文化祭的な楽しさだったんですけど。それで、ほんとうは地元で栄養士か保育士になるための学校に行くつもりが、東京に出て演技を学ぶことにしました」

橋本 「ぼくは演劇一家に育ったので、小さなころから親子劇場とかによく出かけてました。いちばん上の兄が主宰するアマチュア劇団に小学校6年生のときに入って、中学1年生のときに、なかなかいい役をもらって、初舞台を踏みました」

柴田 「やっぱりお兄さんの影響が大きかったの?」

橋本 「いつも一緒にこたつに入ってる兄貴が、舞台ではまったくちがう人間になっていた。それを見て、兄貴にできるならぼくにだって! と(笑)。そのあと、中学3年生のときに東京芸術劇場で上演された『若草の歌』という戦争もので主役を演じ、ちょうど高校受験の時期でもあったことから、このまま演技の道に進もうと決意したんです」

 

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――演技を本格的に学ぶにあたって、ふたりとも仙川の桐朋学園芸術短期大学を選んでいますね。

 

柴田 「お世話になった先生から、仙川はすごくいい町だよ、女の子が暮らすには安全だし、といわれたので(笑)」

橋本 「そう、仙川はおしゃれでいい町ですよ!」

柴田 「桐朋では、わたしたちいくつかの作品で共演してるんですよ」

橋本 「ぼくがひとつ年上なだけですから、同じ時期に通ってたんです。おかげですてきな出会いができました! それがいまにつながってる。カイとゲルダには歴史があるんです(笑)」

 

 

――ふだんは芝居一筋の生活ですか? 最近ハマっているものとか、なにかあったら教えてください。

橋本 「最近ぼくたち、ふたりでよく散策するんです。たとえば仙川も、知り尽くしているつもりでも、いつも新しい発見があっておもしろい」 

柴田 「お金をかけずに、でも買い食いだけはして(笑)。いままで、下北沢とか浅草とかの町めぐりをしたり、井の頭公園で自然も満喫しました」

 

――『雪の女王』でお二人が演じるゲルダとカイについて教えてもらえますか?

P1010250(1).JPG柴田 「アンデルセンの童話をもとに、ロシアの劇作家シュヴァルツさんが書いたこの作品には、すごくいろいろな世界が描かれていて、わたしが演じるゲルダが、観客のみなさんの代わりに、そうしたいろいろな世界を旅することになります。現実とメルヘンの世界を行き来するような感じで。ゲルダは、いろいろな人の影響を受けて、変わっていく。まだ10歳と幼いながら、さまざまなことを発見して、人生の経験値をどんどん高めていく。なんといっても行動が大胆だし、スゴい子です」 

橋本 「カイは、すごくやさしくて、やんちゃで、負けず嫌いな男の子。それに、これはほかの登場人物すべてに共通していることではあるんですが、カイがとってもいいやつかっていったら、それはどうかなって思うんです。キャラの善悪がはっきりしていなくて、おもしろい。うっかり雪の女王に心を凍らされてしまうなんて、つい誘惑に負けて道を踏み外す現実社会の人間と重ねられるところも多いと思うんです。そういう意味で、スターリン時代、体制に反発したシュヴァルツさんの作品をいま上演するっていうことの意味は、ぜったいに大きいと思います」 

柴田 「現代の人にも共感できる普遍性みたいなものが、キャラクターと作品のなかに見つかりますよね」 

橋本 「ゲルダはなにかあっても、それに元気に立ち向かう女の子だけど、カイは雪の女王の宮殿に閉じこめられ、すっかり甘やかされて、いわば引きこもり状態になっています。なにかをきっかけに人間が変わってしまう、大事なものを忘れてしまう――そんなふうに、現代でも十分ありえる体験をしている子どもなんです」 

柴田 「カイみたいに、さらわれて、まわりにだれもいない状態になったら、ゲルダみたいな子に助けてほしい!」

橋本 「ゲルダって、なにがあってもくじけない。すごく親しい人に背中を向けられても、ぜったいあきらめない。それはすごく大きなメッセージだと思いますね」 

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――ゲルダとカイを演じるお二人からすると、今度の舞台の見どころは?

 

橋本 「けっきょくは人間同士のつながりが大切なんだってことを、感じ取ってもらえればうれしいですね」 

柴田 「第1幕では3人しかいなかったおばあさんの家に、第4幕では何人が集まるのか! どうしてそうなったのか。そのへんが見どころでしょうか。それに、語り手のセリフにあるように、どんな人間も社会には必要なんだってこと、感じてほしいです」

 

 

 

――「雪の女王」にお越しいただくお客さまにひとこと! 

柴田 「舞台ではいろいろな世界を旅します。みなさんも、たとえ親を泣かせても(笑)、旅に出て、世界を見て、経験してみましょう!」

橋本 「このお芝居を観たら、つべこべいわずにやってみよう! という気になりますヨ」


 

柴田&橋本

「スニップ・スナップ・スヌーレ! プーレ・バゼリューレ! みんな大切な人間です!」

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インタビュー後記

若くてさわやかな主役のお二人、終始、とても真剣に、熱く語ってくれました!

このブログ記事について

このページは、emsemble memberが2008年12月 6日 09:45に書いたブログ記事です。

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