2008年12月アーカイブ
『雪の女王』、おかげさまで無事楽日を迎えることができました。
今回、驚くほど多くの方々にご来場いただきました。急遽決定した追加公演も大入り満員! 感謝です!
キャスト&スタッフ一同、心よりお礼を申し上げます。これからも、せんがわ劇場アンサンブルを、よろしくお願いいたします!
ついに幕を開けた『雪の女王』。ありがたいことに、毎回、満員御礼となっております!
今回は、この『雪の女王』という演目を選び、演出した、当劇場芸術監督のペーター・ゲスナー氏に少しだけお話をうかがいました。
インタビュー後記
「演劇はアブナイ! 一度、血を舐めたら、その味を忘れられなくなるから!」というゲスナー監督。これからも、演劇にたいするその大きな愛で、仙川という町、そしてたくさんの子どもたちのために、がんばってください!
ついに『雪の女王』が初日を迎えました!!
おかげさまで、初日から大勢のお客さまにお越しいただき、役者もスタッフも、大いにやる気をかき立てられております。
また、ご来場のみなさまには、さっそくうれしい感想の数々をお寄せいただき、感謝感激です!
今回はチケットが完売し、急遽22日に追加公演を行う運びになりました。関係者一同、たいへんうれしく思っています。
『雪の女王』は、せんがわ劇場がお届けするクリスマス・メルヘン。その雰囲気を存分に味わっていただこうと、劇場ロビーもクリスマス・ムードたっぷりに飾られております。
せんがわ劇場で楽しいクリスマスの思い出を!
ロビーには、「雪の女王イラストコンクール」の受賞作品にみならず、全応募作品が飾られています。
『雪の女王』の役者インタビュー、いよいよ最終回です! トナカイ役の香西善行さんと、今回、山賊&衛兵として舞台に彩りを添えるエキストラのみなさんにお話をうかがいました。
香西善行(こうざい よしゆき) トナカイ、衛兵
岡山県出身。
現在、sansasamonというユニットを結成し、演出と役者をこなす。10年前に俳優の養成所に通って以来、次第にこの世界にハマっていった。せんがわ劇場にはオープニングのときから大道具としてかかわっている。
――お芝居の世界に入ったきっかけは?
「ふつうに働きたくなかった、というのが正直なところです(笑)。でも、もともとなにかを創ることは好きでした。高校も、モノづくりという意味で工業高校に行ったんですが、創る方法が変わってきたという感じですね」
――今回、せんがわ劇場の舞台にはじめて役者として立ちますね。
「ラッキーでした!」
――香西さんが演じるトナカイって、どんなキャラクターですか?
「山賊につかまっちゃう情けないやつです(笑)。逃げる機会があれば逃げたいのですが、なにしろ山賊がわらわらいますし、そもそもそれほど強くないやつなので。でも雪の女王の住む北国が出身地なので、そこを目ざすゲルダにとって、必要不可欠なキャラクターです」
――今回の『雪の女王』の見どころは?
「山賊の娘に注目です! ゲルダとは対照的な位置にいますが、ゲルダだけが女の子の代表ではないし。とくに娘が変わっていくさまを見てほしい」
――トナカイさんからひとこと!
「隙あらば助けてください!(笑)」
たけうちみずゑ(たけうち みずえ) 山賊
東京都出身。
――いま現在の演劇活動は?
「chon-moupという劇団で活動しています」
――今回、エキストラ出演を希望した理由は?
「オープニングイベントからせんがわ劇場アンサンブルとしてかかわっていますが、前回の『ロミオとジュリエット』にスタッフとして入っていたとき、ゲスナー監督からお声がかかりました」
――いままで稽古をしてきて、ご感想は?
「直前までchon-moupの公演があったため、いま猛スピードで遅れを取り戻しているところです」
――『雪の女王』の見どころは?
「舞台セットを見てほしい! スゴイです! ファンタジーの世界に誘ってくれます」
――お客さまにひとこと!
「ご来場をお待ちしています!」
――今後の予定は?
2009年12月に、せんがわ劇場でchon-moupの公演を行います。
二宮陽子(にのみや ようこ) 衛兵、山賊
神奈川県出身
――いま現在の演劇活動は?
「幼児に演技を教えていますし、中学校の演劇部で指導のお手伝いをしています」
――今回、エキストラ出演を希望した理由は?
「調布市民として、自分もせんがわ劇場でなにかできるんじゃないかと思ってアンサンブルに加わったわけですが、今回はいままでよりもっと深くかかわってみようと思って」
――いままで稽古をしてきて、ご感想は?
「楽しくやっています。お芝居って、やっぱりみんなでつくるものだな、と実感しています」
――『雪の女王』の見どころは?
「わたしが演じる山賊は悪役ですが、それなりの愛を感じてくれたらいいなと思います!」
――お客さまにひとこと!
「クリスマス・メルヘンの世界を楽しんでください」
――今後の予定は?
「市民として、せんがわ劇場でできることをやっていきたい」
大野晶子(おおの あきこ) 山賊
東京都出身。
――いま現在の演劇活動は?
せんがわ劇場アンサンブルのメンバーとして、オープニングのときから制作にかかわっています。
――今回、エキストラ出演を希望した理由は?
「舞台に立つというのがどういうことなのか、一度経験してみたくて」
――いままで稽古をしてきて、ご感想は?
「楽しいですが、やはりたいへんです(笑)。でもやりがいがありますね」
――『雪の女王』の見どころは?
「すばらしい衣裳の数々でしょうか」
――お客さまにひとこと!
「ファンタジーの世界と美しいせんがわ劇場を堪能してください」
――今後の予定は?
「今後もアンサンブル・メンバーとして、せんがわ劇場で芝居づくりにかかわっていきたいと思っています」
インタビュー後記
役者のみなさん、お忙しいなか、ありがとうございました!
そしてブログをご覧のみなさま、ここで紹介した役者たちに会いに、ぜひせんがわ劇場の『雪の女王』にお越しくださいませ!
初日の19日と、急遽決定した22日午後6時からの追加公演なら、まだチケットに余裕がございます。
みなさまのご来場を、心よりお待ち申し上げます!
今回はいよいよ、ひと癖もふた癖もあるキャラクター、顧問官を演じる本多新也さんと、雪の女王を演じる竹村千穂さんにご登場願います!
本多新也(ほんだ しんや) 顧問官
兵庫県出身。
演劇集団円所属。22歳で上京して芝居の世界へ。俳優座養成所で修行を積んだのち、演劇集団円の研究生となり、現在にいたる。過去のおもな出演作は、舞台『風流線』『会いに行くから』、せんがわ劇場アンサンブル第2回公演『ロミオとジュリエット』、映画『愛の流刑地』『母べえ』等、多数。
Q ご趣味は?
A ゴミの分別です(笑)。
インタビュー後記
言葉一つひとつを慎重に選びながらお話くださった本多さん、ほがらかで気さくな印象ながらも、芯の強さを感じさせる竹村さん。とても理知的で“オトナ”なインタビューとなりました!
今回は強者揃いの山賊チームから、山賊の頭(かしら)役の松尾容子さん、小さな山賊役の大瀧麻世さん、そして山賊ヨハンネス役の奥田晃平さんのインタビューをお届けいたします!
松尾容子(まつお ようこ) 山賊の頭(かしら)
福岡県出身。
小学生のとき学芸会で舞台に立つよろこびに目ざめ、高校卒業後、いったんは横浜の演劇学校に入ったものの、父親の病気のために2か月で呼び戻される。その後は郷里でモダンダンスなどをやりながら、地元の劇団で活動。そんなときペーター・ゲスナーと出会い、彼が主宰するうずめ劇場に加わることに。過去の出演作は、『山姥2001』『いまわのきわ』等。せんがわ劇場にはオープニングのときからかかわり、アンサンブル0番目企画の『モバイル』に出演。うずめ劇場所属。
Q 中学・高校はやはり演劇部ですか?
A 学校演劇には興味がありませんでした。最初からプロ志向(?)でしたからね~。
大瀧麻世(おおたき まよ) 小さな山賊
埼玉県出身。
高校3年生の夏までは、小学校の教師を目ざしてふつうに勉強していたが、所属していた演劇部の一員として秋の大会への出場を決意したため、受験競争から離脱する。演劇部の顧問に勧められた桐朋学園芸術短期大学を受け、合格。2年後には専攻科に進み、2008年3月に卒業。桐朋での恩師、岡安伸治の作/演出で、『蟠龍』に出演。
Q ご趣味は?
A コーヒーです! 毎日必ず自分でいれています。
奥田晃平(おくだ こうへい) 山賊ヨハンネス
千葉県出身。
幼稚園のころから、親に連れられて子ども向けの芝居をよく観ていた。中学で演劇部に入り、高校は演技と音楽の専門学校に進学。その後、桐朋芸術短期大学へ。単位不足で桐朋を中退したのち、演劇ユニットG.comに参加。今回ペーター・ゲスナーのたっての希望で出演が決定。
Q いま現在の目標は?
A 自宅をマンガ喫茶にしようかなー。でも、客は入れませんけど(笑)。
――みなさん、過去に今回の演出家ペーター・ゲスナーの指導を受けた経験があるんですね。
大瀧 「桐朋時代に教わりました。学校で『Antigone@Japan(原作:アンティゴネー)』という作品を上演したんですが、そのときはじめてゲスナーさんの演出を受けたんです」
松尾 「もともとその『Antigone@Japan』は、ゲスナー監督が主宰するうずめ劇場で上演した作品です。わたしもうずめ劇場の劇団員として、過去にその作品に出演しています。だから桐朋で上演するときもお手伝いすることになって、大瀧さんたちとはそのときからの知り合いなんですよ」
奥田 「桐朋で上演されたとき、ぼくも裏方として参加していましたので、この3人はゲスナーつながりなんです」
――今回、そのゲスナーさんから直々にお声がかかったんでしょうか?![]()
大瀧 「そうですね。ものすごくいきなりでしたけど(笑)」
奥田 「そうそう、仕事中に電話がかかってきて、『お芝居出ない?』って。でもそのあと連絡が来たのは、顔合わせの前日ですよ!」
松尾 「あの方は、いつもそんな感じですよね(笑)」
――お芝居以外の楽しみは?
松尾 「『雪の女王』からヒントを得て、いまミニバラを育てています」
大瀧 「あ、ゲルダとカイの家みたいに?」
松尾 「まあね(笑)。でも、育てるのが意外にむずかしくて」
奥田 「ぼくはプラモデルとかで遊んでます。でも楽しいのは創る過程なので、完成写真を撮ってデータとして残したら、すぐにポイです」
松尾 「へ~、まあ、男性はそうタイプが多いかもしれませんねぇ。何かのためとかではなく、モノを創ることそのものが好きだって点で」
――今回の『雪の女王』での役どころを教えてください。
松尾 「わたしは山賊の頭(かしら)なんですが、自分勝手でちっともいうことを聞かない子分たちに手こずらされてますね(笑)。でも、娘のことはとても大切にしていて、甘やかしつつ、将来、自分の意見をはっきりいえるリーダー格の人間となるよう、育てています」
大瀧 「その甘やかされて育った、わがままな娘が、わたし! 友だちってものを知らないで育ったんですけど、ゲルダとの出会いで『友情』に目ざめます。いろんな感情を抱いていながら、それが『悲しい』とか『さびしい』って表現されるものだというのを知らない子どもなんですよね」
松尾 「それって、やっぱりかわいそうなことなんでしょうね」
大瀧 「そうですね、でもそれが、語り手とかゲルダと出会うことで変わってくるんじゃないかと思うんです。そのへんところを掘り下げるには、これからの稽古が勝負ですけど(笑)」
奥田 「ぼくが演じるヨハンネスは……そうですね、どういう男なんでしょうねぇ……。いままで、下の人間には強くて上の人間には弱いって感じでキャラをつくっていたんですが、それをゲスナーさんに『やめろ!』といわれちゃって(笑)。だからまあ、たぶん怖い人になると思います……たぶん、ね」
インタビュー後記
さすが山賊だけあって、とてもにぎやかで、笑いが絶えず、コントロールのきかない(?)愉快なインタビューになりました!
ついに『雪の女王』の衣裳が完成しました!
衣裳担当の久保園美鈴さんが描いてくれたデザイン画も、すごくすてきでしたが、ほんものはもっとすてき!
いよいよ来週、メルヘンの世界がせんがわ劇場の舞台にくり広げられます!
え? 肝心の雪の女王の衣裳はって?
それは舞台を見てのお楽しみ!
代わりに、大がらすカールルの華麗な姿を。みなさま、どうぞご期待ください!
今回は、第2幕に登場する王族のみなさんをご紹介します!
柏木俊彦
(かしわぎ としひこ) 王様
神奈川県出身。
大学生だった21歳のとき、友人の誘いで芝居の世界へ。卒業後は「木野花ドラマスタジオ」で演技を学ぶ。修了後も、師匠&飲み友だちである木野花との芝居をしばらくつづけ、現在にいたる。平田オリザ総合プロデュース・キラリ☆ふじみで創る芝居『耽餌(たぬび)』、ワニモール『ルデコ場所』、せんがわ劇場アンサンブル公演『時の物置』等、数々の作品に出演。現在フリー。次回出演作は、2009年2月キラリ☆ふじみで創る芝居『グランド・フィナーレ』。
Q デビューはどんな役でしたか?
A チャンバラの斬られ役です。
鈴木拓朗(すずき たくろう) クラウス王子
新潟県出身。
保育士を目ざして勉強していた高校時代、たまたま観た教育演劇に感銘を受け、桐朋学園芸術短期大学に入学。在学中にコンテンポラリーダンスに目ざめ、現在は振付師としても活動する。2009年2月に調布市東部児童館で上演される児童演劇で、作/演出に初挑戦。つづいて3月に三鷹市芸術文化センターで子どもミュージカルの演出/主演。3月30日には渋谷C.C.Lemonホールで音楽家とのコラボでコンテンポラリーダンスの公演に出演。8月初旬に吉祥寺シアターで、東野祥子振付でコンテンポラリーダンスの公演。さらには座・高円寺のこけら落とし公演として、岡安伸治作/演出『蟠龍』の再演等、今後も大活躍の予定。
Q 好きな映画は?
A 最近観た『パコと魔法の絵本』がよかったですね。
――みなさん、演劇の世界に入ったきっかけはまちまちのようですね。
柏木 「ぼくは大学時代、ちょっと引きこもりっぽい感じになって、授業に出ないで麻雀ばかりしてたんです」
鈴木 「なんか昔ながらの大学生って感じですね(笑)」
柏木 「そうなんですよ。で、19歳のとき、自転車で日本を一周したりして」
奥田 「えーっ、すごい! いい経験になりましたか?」
柏木 「いい経験にはなったと思うんだけど、そのとき、あ、自分はひとりでなにかをするには向いてないな、集団のなかにいるのが好きなんだな、と気づいたんです。創作も好きだったので、けっきょく演劇に向いていたんでしょうね」
奥田 「わたしはひたすら宝塚を目ざしてたんですけど、大学で
本格的に演技を学ぶようになってからは、ふつうのお芝居とか、女役ってものを学ぶようになって、世界が広がりました」鈴木 「背が高いから、宝塚の男役にぴったりだったんだね」
奥田 「そう、でもいまはいろいろな演劇に興味があります」
鈴木 「ぼくは保育士になろうと思ってたんですけど、たまたま地元で観たふるさとキャラバンの教育演劇にすごく感動して、こんなふうに人の心を動かしながら教育するなんてスゴイ!って思ったのがはじまりです」
柏木 「保育士を目ざしてたのか。拓朗くんにはぴったりの職業だね」
鈴木 「自分でいうのもナンですが、そうなんですよ!(笑) 将来的には、身体表現が主体の児童演劇を自分で書いて、自分で演出したいと思っています」
柏木&奥田 「すごーい!」
――芝居以外で、いまなにかしたいことはありますか?
柏木 「ちょっと前にヨーロッパに行ったことに刺激されて、語学を学びたいと思いはじめました」
奥田 「語学を学ぶのには、なにか目的があるんですか?」
柏木 「フランスのアヴィニヨンで公演するという壮大な夢があって(笑)。奥田さんは?」
奥田 「やっぱりダンスかな。発表会のあと、まったく知らない人から絶賛していただいたことがあって、すごくうれしかったので、とにかくつづけていきたい。いまは社交ダンスとかにも興味津々なんです」
鈴木 「ぼくはスノーボードがしたい! 去年はどこにも行けなかったので、今年はぜひ行きたいですね」
――『雪の女王』で演じる役どころについて教えてください。
柏木 「ぼくは王様を演じます。この王様、表面的にはおもしろおかしく見えるかもしれないけど、なんだかかわいそうな人のような気がします」
鈴木 「というのは?」
柏木 「ほんとうは世のなかのいろいろなことを知りたかったのに、立場上、かぎられたことしか知ることができなかったんじゃないかと思うから。そこへやって来たゲルダには、自分が王様だってことが通じない。王様としては意外ですよね。で、ふとちがう世界に触れることができた。だからある意味、ゲルダに出会えてよかったと思う」
奥田 「わたしが演じる王女エルザは、わがままで、自由奔放で、どうしても上からものを見てしまう人物です。パパである王様のことが大好きなんだけど、怒ると本気でパパにたてついちゃう(笑)。でもパパは、そんな娘をついつい許してしまうんです」
柏木 「パパは愛娘のいうことを、とりあえず聞いてあげてるだけです(笑)」
鈴木 「ぼくは王子クラウスを演じます。クラウスは、とにかく運のいいやつ! だって、もともと羊飼いだったのが、お姫様と一緒に暮らすようになったんですから。でも王様と一緒で、ゲルダと出会ってよかったと思う。でなきゃ、庶民的なころの自分を忘れて、傲慢になってしまったんじゃないかな」
柏木 「そうだよね、ゲルダに出会わなきゃ、王様みたいになってたかもね」
鈴木 「そうそう、だからゲルダと出会ったおかげで、いい王子様になれたと思います」
――では、第2幕で登場するみなさんが考える、『雪の女王』の見どころは?
鈴木 「とりあえず、小道具と衣裳に注目ですね! とくに王様の小道具(笑)」
柏木 「いやいや、王様に注目するとアブナイですよ(笑)」
奥田 「着るものや身につけるもので、人間って変わったりするから、おもしろいですよね」
柏木 「エルザとクラウスのかけ合いもいいですよ」
奥田 「いちおうふたりとも、10代って設定ですので、ヨロシク(笑)」
柏木&奥田&鈴木
「楽しみにしていてくださいねー!」
インタビュー後記
個性的な柏木さん、女優然とした奥田さん、いかにも人好きのする鈴木さんと過ごすひとときは、とても楽しく、あっという間に終わってしまった感があって、残念!
今回は、大がらすのカールルを演じる宮田景介さんと、その婚約者のからすクラーラを演じる三明真実さんです!
――お二人は今回が初顔合わせと聞いていますが、相性はいかがでしょう?
宮田 「共通点が多くて、驚くほど相性がいいんです」
三明 「どちらもマニアックなんです。ゲームとか、小説とか、好きなものが似通っているうえに、妙にこだわるところが同じで、“からすズ”はいきなり意気投合しちゃいました(笑)」
宮田 「そうなんですヨ、自主トレとかいいながら別室にこもって、じつはおたく同士の会話で盛り上がったりしちゃってるんです(笑)」
――たとえばどんなことにハマってるんですか?
三明 「わたし、4歳くらいからいくつかのことにどっぷり浸かってましたけど、とくに特撮ヒーローとかが大好きで、テレビを観たつぎの日にそれをみんなの前で演じてみせたりしてたんです。男っぽいかな」
宮田 「そうそう、だから話が合うんだよね」
三明 「じつは引きこもりの子どもだったんですけど、学校には行かないで知り合いに特撮ヒーロー演じてみせてました(笑)」
宮田 「それ、引きこもりっていわないんじゃないの?(笑)」
三明 「そうか(笑)。でも一種の変身願望があったのだけはたしかですね」
宮田 「ぼくは幼いころから、ありとあらゆるジャンルの音楽にハマってました」
三明 「演歌も?」
宮田 「演歌もいいですよね。いまでも残ってる歌っていうのは、やはりそれなりの理由があるんですよ。とにかく、ぼくの友は音楽です!」
――『雪の女王』でお二人が演じるカールルとクラーラについて教えてください。
宮田 「ぼくが演じる大がらすのカールルは、鳥ではありますが、平民的な存在です。中流階級のからすなんですね。でもじつはそういう役どころが、いちばん演じがいがあるんです。おまけにコンプレックスが強くて、自慢したがりの性格ときてます」
三明 「それにくらべて、わたしの演じるからすのクラーラは、上流階級のからすです!(笑) なにしろ宮廷の台所で暮らしてるんですから。外で暮らしているからすとはちがって、名誉あるからすです。いわば、宮廷の侍女みたいなものですね」
宮田 「そうそう、だからこそ、カールルはクラーラに目をつけたわけだし、彼女に恋しちゃうんです」
三明 「カールルとクラーラはおつきあいをしてるんですよ♪」
宮田 「カールルとしては、上流階級に入りこむチャンス!なわけです。そういうところが、けっこう賢いです」
三明 「でもいまのところ手綱を握ってるのは、クラーラですけどね(笑)」
宮田 「カールルは尻に引かれる運命です」
三明 「お芝居には出ないけれど、そういうからすの裏の駆け引きなんかも考えると、おもしろいですね」
宮田 「ぼくのほうが体格がいいのは、なんでもかんでも、がつがつ食べる庶民的なからすだからです」
三明 「クラーラは、いいものは食べてるけれど、なにせ食事に困ることがないので、量は少なくてOK。いろんな意味でスマートなんです(笑)」
――今回のお芝居の見どころは?
宮田 「ファンタジーとはいえ、日常生活のなかでも共感できる部分が多いんじゃないかと思うんですよね。ああ、こういうヤツいるよねーって感じで。おとなのみなさんには、そういうリアルな視点で観ていただけたらいいいかな」
三明 「お子さんには、とにかくわたしたちからすのまねっこをしてもらいたい!」
宮田 「たぶん、お子さんから見たら、衣裳もかわいいし、親しみやすいのでは。『ネバーエンディング・ストーリー』を観ているのと同じ気分になれるんじゃないかな」
宮田&三明
「ふたりで楽しみながら演じてますので、きっとみなさんにも楽しんでいただけると思います!」
インタビュー後記
会話も視線も、とにかく息がぴったりのお二人! 舞台での熱々ぶりも楽しみです♪
インタビュー第2弾は、おばあさん役の天野眞由美さんと、語り手役の中村光雄さんです!
天野 眞由美(あまの まゆみ) おばあさん
東京都出身。
桐朋学園で4年間演技を本格的に学んだのち、俳優座の劇団員に。俳優座を選んだのは、高校時代に観た俳優座の『森は生きている』を観て感銘を受けたから。以来、現在にいたるまで俳優座で活躍。歌が得意なことから、音楽劇への出演依頼が多い。最近の出演作は、『コンスタント ワイフ』、『上意討ち――拝領妻始末』など。今後、新たに活動範囲を広げようと、あれこれ模索&準備中。
Q 健康の秘訣は?
A おもしろがること、楽しむこと。
天野 「それにしても語り手さんっていうのはね、もう、ほんとにダメな人なのよ、ぶきっちょで、見てられないの(笑)」
中村 「おばあさんの家に行っても、やけどしたり、ものを壊したり、いったいなにしに行ってるんだか(笑)」
――お二人が考える見どころは?
天野 「お子さんは、やはりからすとか王族とか山賊とか、見ていて楽しい登場人物に惹きつけられると思いますね。でもおとなの方々には、セリフのあちこちに隠された現実的な批判を発見してもらいたいです。スターリン時代に反体制の姿勢を貫いたシュヴァルツという劇作家が脚本を書いています。そんなことから、わたし自身、読んでいて、あっ!と思うようなことが、さりげないセリフのなかにたくさんこめられています。おとなにはおとなの楽しみかたがある、奥の深い作品なんですね」
中村 「アンデルセン自身がいっていることなんですけど、子どもに読み聞かせをするときは、その隣にいる親を意識すべきなんだそうです。そういう意味で、お子さんを連れてきた親御さんにも、観ながらあれこれ考えてもらえたらうれしいですね。ご自分の経験と照らし合わせて、共感してもらいたいです」
天野&中村
「よい子のみなさん、なにか感じたら、気にせず元気な声を出していいですよ。
でもおとなの方には、静かに(笑)、じっくり観てほしい作品です」
本日より、『雪の女王』に出演する役者のインタビューを、何回かにわけてお届けいたします!
先頭バッターは、主役のゲルダとカイを演じる、柴田千絵里さんと、橋本昭博さんです。
柴田千絵里 (しばた ちえり) ゲルダ
広島県出身。
桐朋学園芸術短期大学と専攻科に1年通って演技を本格的に学び、卒業後は、「タマゴ」というパフォーマンス集団で、演技、踊り、歌を披露したり、知り合いの舞台に客演したり、と活動。その後、せんがわ劇場アンサンブル第2回公演『ロミオとジュリエット』のジュリエット役をゲット! 今回の『雪の女王』で2公演連続の主役を射止めたことになる。2009年3月に「タマゴ」の一員として、音楽家とのコラボ作品にゲスト出演の予定。
Q 卒業して1年目の今年は、どんな年でしたか?
A ものすごく充実した1年でした!
――ゲルダとカイを演じるお二人からすると、今度の舞台の見どころは?
橋本 「けっきょくは人間同士のつながりが大切なんだってことを、感じ取ってもらえればうれしいですね」
柴田 「第1幕では3人しかいなかったおばあさんの家に、第4幕では何人が集まるのか! どうしてそうなったのか。そのへんが見どころでしょうか。それに、語り手のセリフにあるように、どんな人間も社会には必要なんだってこと、感じてほしいです」
――「雪の女王」にお越しいただくお客さまにひとこと!
柴田 「舞台ではいろいろな世界を旅します。みなさんも、たとえ親を泣かせても(笑)、旅に出て、世界を見て、経験してみましょう!」
橋本 「このお芝居を観たら、つべこべいわずにやってみよう! という気になりますヨ」
柴田&橋本
「スニップ・スナップ・スヌーレ! プーレ・バゼリューレ! みんな大切な人間です!」
インタビュー後記
若くてさわやかな主役のお二人、終始、とても真剣に、熱く語ってくれました!
「雪の女王」上演に向けて、役者が稽古を開始しただけでなく、裏方も準備を着々と進めています!
大道具の担当者も。
ひとつのお芝居をつくりあげるのには、いろいろな人たちがかかわっています!
そのほとんどが、公募で選ばれたアンサンブル・メンバーです。